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【アート】北海道の自然と山岳画家と六花亭 ― 坂本直行さんについて
今朝のNHKの日曜美術館は
六花亭の包装紙で知られる
坂本直行さんの生涯について。
『山と原野とスケッチと』
十勝で開墾農家として
厳しい生活をしていた坂本直行さん。
貧しさと厳しい自然の中にありながらも、
日高の山々、野花、広大な自然を
絵に描き続けていました。
番組内で沢山のスケッチブックも紹介されていました。
絵具を買うお金がなく、黒い鉛筆で描かれた花には、
六花亭包装紙の原型を感じます。
ただただ絵を描き続け、
自然の厳しい中で農家を続けていた坂本直行さん。
農家の生活は決して楽ではなかったと
番組では紹介されていました。
【今週末の #日曜美術館 は…】
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) January 20, 2023
北海道・十勝で開墾農家として
畑を耕し、絵を描き続けた
農民画家 #坂本直行。
北海道みやげのお菓子の
包装紙の絵でも知られています。
生涯で1000枚以上、
日高山脈を描きました。
その知られざる世界を見つめます。
1月22日 朝9時https://t.co/eEtbVzR4Mp pic.twitter.com/k8D50Ve5DK
そんな坂本直行さんが農家を辞め、
画家として絵に集中し、職業としたのは
なんと50歳の時だったとのこと。
【明日の #日曜美術館 は…】
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) January 21, 2023
坂本龍馬の子孫で、
明治から大正の時代を生きた
北海道の画家 #坂本直行。
北海道みやげのお菓子の
包装紙の絵でも知られています。
「もう何千枚描いたかわからない。」
日高の山々を愛し、描いた
生涯に迫ります。
1月22日 朝9時https://t.co/eEtbVzR4Mp
私は子どもの頃から六花亭に触れていたので、
坂本直行さんの絵には懐かしさを感じます。
番組でも「坂本さんの絵には対象物に大きな愛が感じられる」
と言っていました。
坂本直行さんについては、
写真家 星野道夫さんの『旅をする木』のエッセイにも、登場しています。
坂本さんと、星野さん、
それぞれ自然に対する尊敬の気持ち
坂本さんは絵画、星野さんは写真と
表現方法はそれぞれ違えど、
時には人間に厳しく、喜びを与えてくれる自然と共に生き
何よりも自分が生きている場所を
深く愛し続けたアーティストということでは同じです。
坂本直行さんの六花亭のイラストは、
最初は包装紙ではなく、
「サイロ」という児童詩誌の表紙から始まりました。
『十勝で生きる子どもたちの詩心を育みたい』という
六花亭創業者 小田豊四郎さんの願いから始まり、
坂本さんは無償でこの仕事を引き受けたそうです。
山岳画家、坂本直行さん。
素朴でありながらも、北海道の自然に対する大きな愛を
大量の絵で表現し続けました。
原画を一度見てみたく、
次回北海道を訪れるのが楽しみになりました。
再放送は1月29日(日)午後8:00~NHK Eテレ 東京で。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。