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【アート】今年もっとも笑った展覧会もしれない「ヨシタケシンスケ展かもしれない」ーその③

12月名古屋に出張時、東京でも行けなかった
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」を訪れるチャンスがありました。

展覧会に入るまでのエピソードはこちら↓

そして入ってすぐの展示についてはこちら↓

今回はどのようにしてユニークな絵本が作られているか
展示会の写真も交えて私なりに解説いたします。

思考分解の天才かもしれない

絵本がどのように書かれたのかの展示は
著者であるヨシタケシンスケさんが
いかにお題を思考の中で分解しているかが説明されていました。
「りんごかもしれない」の絵本は
当初編集者からのアイディアはこういうものでした、
という展示がされています。

編集者からのアイディア
編集者からのアイディア

そしてそのお題をヨシタケシンスケさんは
分解して、分解して、分解して。
そして絵本のアイディアを絞り出します。

思考を分解して分解して

「りんごがじつは〇〇だったかもしれない」
この彼の思考分解
多様的なアプローチが新たなストーリーを創り
また彼の多大なるスケッチ
(ほとんどが人間ウォッチングでした)
に基づいたイラストと織りなされて、
彼独自の世界が広げられる
のでした。 

こんな面白いしかけもあります。
展示会途中にはこんなパネルも

哲学者なのかもしれない

私が特に興味をもったのは
「みえるとか、みえないとか」
のスケッチメモ。

ヨシタケシンスケさんのメモ、筆跡も薄いです。。。

目の見えない人は世界をどのように見ているのか
ということばから始まり
安っぽい言葉を使わずに
しょうがい者をどうとらえ、
どうかかわっていくか

そっちの世界もおもしろい考え
最も想像力のおよびにくい人(他者)を
どうむかえいれるか

そして彼のスケッチと思考は続きます。
自分とは違う世界のとらえ方に
どれだけ興味をもてるか
そのことによってどれだけ「新しい視点」を
手に入れらえるか
」。。。。。

そして彼の思考は「しあわせって?」
というところまでいきつきます。

様々な考察の分解から、生まれた絵本の一部がこちらです。

絵本作家のヨシタケシンスケさんの思考は
常にどんどん分解され
そして常に新しい
ポジティブな側面からものごとを見れるようになります

彼の作品では、ネガティブにとられやすい感情や状況も
魔法のように全てプラスに表現されるのです。

どうですか?
あなたもヨシタケシンスケさんの絵本を読みたくなったでしょう?

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