先日、日本経済新聞の日曜版に
「建築で未来を創る哲学者」として
山本理顕さんの記事が紹介されていました。
山本さんの代表作は「横須賀美術館」や
複合商業施設「ザ・サークル・チューリヒ国際空港」など。
2024年5月に建築のノーベル賞ともいわれる
プリツカー賞を受賞した今話題の建築家さんです。
山本さんはプライバシーを偏重する戦後日本の住宅供給に異を唱え、
相互扶助に根ざす「地域社会圏」でコミュニティー再生を目指していらっしゃいます。
この文章を読んだとき、以前読んだ
山﨑晴太郎さんの「余白思考」を思い出した。
自由度は、確かに余白や安心安全からしか出てこないよな。
セキュリティやプライバシーとは真逆の、
オープンスペースでそして誰もが自由に過ごせる空間と時間。
そんな余白スペースと時間が、今私も喉から手が出るほど欲しい。
しかしながら、毎日ニュースで報道される
闇バイトによる老人を狙った自宅強盗事件。
これを聞くと、さらにセキュリティを強化したほうが良いと
両親に「鍵を閉めてね」「窓の鍵も閉めてね」
どんどん余白がないようなことを推進してしまっている自分がいる。
これからの日本を救うのは、実は余白なんじゃないだろうか。
ヘッダーのお写真はholoshirtsさんの写真をお借りしました。
ありがとうございました。