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天上ビト

「おはよう諸君。今日も必死に生きているかね?」
カミは卓上にコマを並べ、無反応なコマに語りかける。
彼は、この部屋で数千年も生きている古株なカミだ。

「失礼します」
トントンとノックの音がすると、真っ白な無機質なこの部屋に、ドアが開き、新鮮な空気が入ってくる。
新人のカミコだ。

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筆者が2020年から約1年間、小説執筆前の助走機関として書き溜めた500字程度のショートショート集。作品に昇華していく前段階の着想が散りば…

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