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「おはよう諸君。今日も必死に生きているかね?」 カミは卓上にコマを並べ、無反応なコマに語りかける。 彼は、この部屋で数千年も生きている古株なカミだ。 「失礼します」 トントンとノックの音がすると、真っ白な無機質なこの部屋に、ドアが開き、新鮮な空気が入ってくる。 新人のカミコだ。