プロセカという音ゲーに何か救われた気になった話
プロセカとは、「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク」という音ゲーの略称である。
初音ミクと分かるように、VOCALOIDの楽曲が音ゲーになったものである。
私は音ゲーは得意ではない。でも音ゲーは好きである。
だけど、私が「好きだ!!やりたい!!!」と一番思っていた時期が「ダンスダンスレボリューション」の無印がPSで出た時期である。
足マットで飛びながら音ゲーを当時友人とワイワイキャイキャイやっていたものだった。
が、ワイワイキャイキャイやってても「上手い人」と「下手な人」というのは当然出てくるわけで、私は「下手な人」に部類された。っていうか、自分で気づいた。
同じゲームを持っていた友人が「いっぱいやっただけだよ」と言っていたが、やってても全然出来なかった。難しい楽曲とか序盤で「さよなら」と言わんばかりに楽曲が終わる。最後までどういう譜面(?)なのか、どういう曲なのか知らずに終わる。ので、いつも同じ楽曲で遊んでいた。
そして、アーケードゲーム等で太鼓の達人とか、友人と遊ぶ時は私は「普通」を選んで友人は「難しい」を選んでいた。もちろん得点差も違うし、苦手なので普通でもクリア点数に届かない事はザラであった。
なんかもう、そんなもんだと思っていた。ゲームだし。
一応自分の名誉の為に記載しておくが、一応私は音楽は好きだし、合唱曲は声でかすぎて指揮者の子に「抑えて」と指示を出されたことがあるし、カラオケでは古い機械(今の精密じゃないやつ)だったけども最高で98点とか出したことが有る。ピアノも習っていたし、習っていた教室の小さな発表会に出れる程度には嗜んでいた(今はもう錆びついているが)
だけど、音ゲーになったら「ご覧のザマだよ!!!」と開き直る程度には駄目だった。
なら、イージーやノーマルで満たされとけよって言われそうだけど、私だってめっちゃ譜面パンパカ打ちたい。タップしたい。変な話、ノーマルやイージーの叩く量だと「飽きる」んだ…遊びたいよ…!点数はどうでも良いから、曲の最後まで譜面を叩かせて!(本音)
まあ、そんな感じで過ごしてきて、今年、コロナが少し下火だった時期に集まった時に、ボカロ大好きな親友が「今これやってて、体力ゲージ消費させて」とやり始めたのが「プロセカ」だった。
なお、我々の間では「AP消費」とか「体力消費」でゲームするのはOKな空気なのでそれが罷り通っているので、一緒に過ごす人によってはマナー違反の場合が有るから、ゲーマー同士だったとしてもそこはちゃんと友達なら確認して遊んでな!!
ボカロは初期の作品しか知らなかったけど、ニコニコ動画に常駐していたので馴染みがあるし、MMDとかで曲が使われたりして知ってる曲とかあったので、体力消費が終わった後もゲームが出来る状態だったので、やらせてもらった。
親友その2(音ゲー上手い)は、何の曲だったかこの出来事のせいで忘れたが、普通にクリアしていた。
一方私、「ロキ」のノーマルをやらせてもらった。途中で体力が0になって止まった。
思わず「えっ」と言う友人(勧めたほう)。「続き、やってみる…?」と言われたが「石を砕いてまで続きやらせろって言えねぇよ…!!」とソシャゲやってる人間だから分かる石の重要性のせいで続きは出来なかった。
そして、解散後…ふと思い出した。「石割ったら続き出来るんだ」と。
FGOといい、グラブルといい、難敵に出会って全滅しては「しゃらくせぇ!!」と石をかち割って続きをやってゴリ押しでクリアしてきた私である。つまり、石割りゃ続きできるんだ?と。
あと、全く知らない曲をやるより、多少知ってるボカロ曲のほうが有り難いなって思って、DLした。
最初はキャラとかまず良いから曲やらせろ!!!となっていたもんで、キャラの喋りとかサクサク飛ばしていた。今は不穏な空気が無ければ飛ばさず読んでいる(不穏な空気は苦手なもんでグラブルは飛ばしてあらすじだけ読んだりとかして自衛している人間。ちなみにFGOは気合を入れて読まないと駄目だが、声が入っていないのでまだ小説を読んでいる感じで大丈夫)
で、友人とも部屋を作ったら遊べるもんだから、コロナの騒ぎも有るし、お互い社会人なので集まる訳にもいかないので、それぞれDiscordで会話しながら好きな曲やら、好きな曲やりきったら「おまかせ」でランダムで選んだりとか遊んでいて、気づいた。
私はその頃ノーマル~ハード辺りなら遊べるようになっていて(個人的にはエキスパートからマスターは魔境)楽しんでいたが、いつの間にか私がコンボミスったり友人より難しさは簡単なのに、MVPに輝く時があった。
最初は「何で?」と思っていたが、その時組んでた編成キャラが、友人よりも総合力が上だったのだ。ぶっちゃけキャラのお陰でMVPになってた。
音ゲー得意な人にとってはキャラとか星の数の性能で点数が決まるので、ちょっと嫌かもしれないが、私はすごく嬉しかった。MVPになったことが嬉しいのではなくて、いや正直嬉しかったけども、上手い人の足手まといにならなかったことが嬉しかった。
「みんなでライブ」なんて、「ベテランルーム」は総合力が同程度の人だと同じ部屋に入れる仕組みだが、イージーを選んでも、ノーマルを選んでも、マスター(最高ランク)で遊んでいる人の足を引っ張らないのだ。自分のあったランクで遊んで高得点を一緒に狙えるのだ。
上手い人には分かんないかもしれないが、個人的には本気で嬉しかった。
きっと製作者の人は意図していないかもしれないが、「大丈夫だドン!もう一回遊べるドン!」と相手方に言われるのは地味に「相手が居なきゃもう一回遊べなかったんだなー」と思っていたので、諦めの境地に更に追いやられていたのだ(プロセカをやって気づいたのだが)
更に、称号に「ネバーギブアップ」とか上手い人には狙わないと取れない称号をくれたのが笑えたけど嬉しかった(5回コンテニューしないといけない=石を50叩き割らなければ駄目)私は、一番目立つ称号に「ネバーギブアップ」を掲げて「みんなでライブ」に潜り込んでいる。その代わり、コンボ出来ないので「腱鞘炎」はまだとれてない(1000コンボしなければ駄目)
音楽の成績が悪いわけじゃないのに音ゲーが苦手な私は、プロセカで自分にあったレベルで遊びながら、エキスパートとかマスターで遊ぶ人に「すげぇな、この人達…」と思いながら混ぜさせてもらっている。
なお、「やってたら出来るようになった」と言っていた友人の言う通り、プロセカで遊んでいたらイージーとノーマルではフルコンを取れるようになり、ハードでもフルコンが取れる曲が3つぐらい出てきた。なお、二度目のフルコンはまだ取れていない()
ちなみに、ノーマルで唯一フルコンをとっていないのは「初音ミクの消失」である。知ってた。あれ、マスターでパフェコン取る人凄いな???実は私のプロセカの初見はTwitterで流れてきた消失のマスターパフェコンとった人の動画だったんだけども、最初友人が紹介してきたゲームと同じものとは思ってなかった…イミガワカラナイヨ(褒め言葉)
そんな感じなので、偶に「エキスパート」を選んでる人の中で一人「ハード」を選んで「ヒェェェェェェ…!」となってる音ゲー好きが居る事もあるが、音ゲー上手い人は「おっ?自分のレベルで楽しんでる?」とグランドピアノで曲演奏する中で、玩具のピアノで遊んでる子供が居るな~という感じで見守っていただけると有り難い。
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