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敦賀のパワースポット【氣比神宮】
敦賀のパワースポット【氣比神宮】について
【氣比神宮(けひじんぐう)】
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鎮座地:福井県敦賀市
北陸道総鎮守 越前國一之宮
ご祭神:「伊奢沙別命(いざさわけのみこと)」
「御食津大神(みけつおおかみ)」とも称される
一之宮に祀られる神様は、その神様自身のエピソードが神話などで語られますが、氣比神宮の神様は神功皇后や応神天皇とのエピソードが語られるのみです。
歴史書「ホツマツタヱ」に登場する『ケヰのカミ』
歴史書「ホツマツタヱ」には、山幸彦(ウツキネ、ホオデミ)が『ケヰのカミ』と呼ばれたと書かれています。
『ケヰ』とは食べ物のことで、兄の海幸彦と狩りの道具を交換して、山幸彦は兄から借りた釣針を失くして途方に暮れていたところ、シホツツの翁に助けられ門出の食事を頂いた、という話に由来します。
応神天皇とのエピソード
また、応神天皇とのエピソードとしては、『ナ』を交換したという説話があります。氣比神宮では『御名易祭(みなかえまつり)』という神事によって、その説話を現代に伝えています。
氣比神宮の神様を感じる!
まずは、氣比神宮の神様を実際に体感した感覚について、お伝えします。
氣比神宮の参道は少し変わっています。
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本殿は南向きで、背後には氣比の杜(もり)があるという、一般的な配置なのですが、表参道の入り口は西側にあるため、大鳥居をくぐって、真っ直ぐ進み、北へ直角に曲がって拝殿前に進むことになります。
氣比神宮境内案内図
![](https://assets.st-note.com/img/1700747342397-F06Ldn9Vbg.jpg)
南参道口もあるため、こちらの方が正面入り口といえるかもしれません。
私は駐車場を間違えて、たまたま南参道から境内に入りました。
境内には「南の池」と「亀の池」があり、龍神さまのエネルギーを感じながら小さな橋を渡り、いよいよ二の鳥居をくぐって、拝殿前へ。
略祓詞を唱えて、本殿の様子を探ってみるも(あれっ? 神様はお留守かな?)と思うほど静かで、神様の存在を感じることができません。
氣比神宮の大神様はどこに?
拝殿前境内の石畳の通路が交差するところに立って、本殿の上を見上げると、屋根の上に大きな存在を感じました。
氣比神宮の大神様は、本殿内に収まるような大きさではないようでした。本殿の上空に、ドドーンと雲が大きく広がるようにいらっしゃいました。
氣比神宮に参拝されるときは、拝殿で自己紹介や願い事をしっかり神様に伝えて、その後は本殿の上空を見上げられる場所に移動して、しばらく神様を感じてみると良いでしょう。
意外なところに宿る龍神さま
拝殿前境内の東側には「縁結び桜」があり、こちらにも龍神さまが宿っているようでした。一見すると、おみくじを結ぶための場所といった感じですが、こちらで縁結びをお願いするのも良いと思います。
境内のパワースポット
本殿の北東には「手筒山(てづつやま)」が見えていて、お山との間には氣比大神様のご降臨の地とされる「土公(どこう)」があります。
また境内の東側には「敦賀(つるが)」の地名の由来となった「角鹿(つぬが)神社」があります。
「南の池」の前にはベンチがありますので、氣比大神様や龍神さまを感じながら、ゆっくりと癒されてください。
応神天皇と『ナ』を交換した説話
応神天皇について
神功皇后の息子である応神天皇が、天皇に即位する前の皇太子のときに氣比神宮に参拝したと神話にあります。
残念ながら、ホツマツタヱはヤマトタケ(日本武尊)の遺言でまとめられた歴史書なので、景行天皇の時代までしか記されていません。そのため、神功皇后の時代については記紀とホツマの比較はできません。
しかし、応神天皇とヤマトタケ(日本武尊)の関係は実は深いのです。一般的には、あまり認知されていませんが、応神天皇はヤマトタケ(日本武尊)の孫です。
12代 景行天皇の子であるヤマトタケ(日本武尊)の子が、14代 仲哀天皇です。そして、仲哀天皇と神功皇后夫婦の子が15代 応神天皇です。ヤマトタケは若くして亡くなりましたが、その後の天皇家の直系の祖先なのです。
『ナ』を交換した説話について
さて、皇太子時代の応神天皇は角鹿(つぬが、敦賀)の行宮(仮宮)にて、夜の夢で氣比大神に、翌朝、浦(気比の松原)に出るように言われます。言われた通りにすると、浦の一面に入鹿魚(イルカ)がありました。
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氣比大神から魚(ナ)を献上された皇太子の応神天皇は、氣比大神を「御食津大神(みけつおおかみ)」と称えた、という説話が伝えられています。
説話としては、神様が魚(ナ)を献上し、天皇が名(ナ)を下賜したとなっており、天皇の方が立場が上であるように表現されています。
現代の感覚ではありえないように思いますが、神様ではなく、神社という組織は天皇や朝廷の下部組織であるという考え方なのでしょう。
この『魚(ナ)と名(ナ)を交換した』故事に因んで、現代でも、御名易祭(みなかえまつり)が、3月8日(古くは旧暦2月8日)に行われています。
歴史書「ホツマツタヱ」から読み解けること
本殿の北東には「手筒山(てづつやま)」があり、山との間には氣比大神の降臨の地とされる「土公(どこう)」があります。
宮司さんに氣比大神について伺うと、降臨の地は「手筒山(てづつやま)」と伝わっているそうです。そして、「土公(どこう)」と呼ばれる場所は、神事などのときに氣比大神を祀ったようです。
氣比神宮に祀られているのは?
歴史書「ホツマツタヱ」には、イササワケ宮に「ケヰのカミ」と呼ばれた、ホオデミ(ウツキネ、山幸彦)の遺体を埋葬したとあります。
「ホツマツタヱ」では、亡くなることを「カミ上がり」といいます。これを記紀では「神様の降臨」と誤訳している可能性があります。
例えば、ニニキネ(瓊瓊杵尊、ににぎのみこと)の天孫降臨は、高千穂とされますが、「ホツマツタヱ」では亡くなった場所が「タカチホ」となっています。
これらを総合して考えると、ホオデミ(山幸彦、ケヰのカミ)は、「手筒山(てづつやま)」に埋葬されたのでしょう。そして、「土公(どこう)」と呼ばれる場所に祀られていた、と考えられます。
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敦賀のパワースポット
敦賀周辺マップ
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金崎宮(かねがさきぐう)
敦賀の地元では「金崎宮(かねがさきぐう)」がパワースポットといわれています。実際に行ってみると、パワースポットはやはり「手筒山(てづつやま)」で、金崎宮はその恩恵を受けているようでした。
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常宮(じょうぐう)神社
景色の良い神社として有名なのが「常宮(じょうぐう)神社」です。
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かつては「常の宮(つねのみや)」と呼ばれていたようです。
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神功皇后が仲哀天皇と過ごした場所とされます。
海岸線沿いにある神社で、境内から見渡せる海がとても美しく、朝日が眩しかったです。
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氣比神宮の大神様には何を願う?
氣比神宮に祀られる神様は「御食津大神(みけつおおかみ)」と称されるため、食べ物の神様と説明されています。
伊勢の外宮に祀られる豊受大神様も同様に、天照大御神の食事を司る神様と説明されていますが、そのようなスケールの小さい神様ではないのです。
もちろん、食べ物や食事は生きるために最も必要といえるでしょう。しかし、それらは体が本能的に求めているものであって、精神や魂が求めているものではありません。
歴史書「ホツマツタヱ」を読み解くと、氣比神宮に祀られているのは山幸彦さまであると分かります。
山幸彦さまが、なぜ『ケヰのカミ』と呼ばれたのかは、よく知られている物語で、兄から借りた釣り針を失くしてしまう話が由来となっています。
神様のことを深く知ることで、その神様が得意とすることも分かります。
氣比神宮の大神様が山幸彦さまであると分かれば、人生のピンチをチャンスに変えてくれる神様であると分かります。
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