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今年、特に気になるゲーム 2025 その1
・モンスターハンターワイルズ(PS5、XboxX.S)
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ついにオープンワールドを手に入れたモンスターハンターの最新作。
モンハンがオープンワールドとどう折り合いを付けるのか凄く気になるね。シームレス化することで臨場感やリアリティは間違いなく上がるが、フィールドが繋がるとある程度の間延びは避けられないので、クエスト制でテンポを重視していたモンハンと相性が良いのか未知数。
少し前に配信されていたオープンテストをやればそこら辺どうなのか分かっただろうけど、製品版を前に中途半端に触れたくなかったので楽しみはとってます。
それはそれとして、俺はモンハンにハクスラよりも体験性を追い求めて欲しいとずっと思っていたので、この進化の方向性は大歓迎。回転性を重視したコンパクトで効率の良いモンハンはちょっと飽きているところがある。ハクスラが本分のゲームではあるので今回もそこは変わって無いと思うけどね。
怖いのは、このゲームに相当な時間を搾り取られそうなこと。
前回のワールドはアイスボーンを含めてプレイ時間が412時間。終わりがないゲームが苦手でエンドコンテンツ系にほぼ触れない俺にとっては異例のプレイタイムだった。
モンハンはあんまり自分のプレイスタイルと相性が良いジャンルではないけど、今回もめちゃくちゃハマる自信がある。だって、モンハンだから。モンスターハンターにはそれだけのパワーがある。
2月28日発売予定。
・デスストランディング2 オンザビーチ(PS5)
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小島監督による久し振りの完全新規タイトルとなったデスストランディングは、ゲームでストーリーを体験する事の素晴らしさをまざまざと見せ付けてくれる大傑作だった。
ゲームは物語を魅力的にする。そして、物語はゲームを特別なものにする。デスストランディングはそれを改めて思い知らせてくれたね。
そんなデスストの続編が今年発売。設定が複雑で細かいところまで覚えてないので、発売されるまでに前作をやり直しておきたい。
2025年発売予定。
・グランドセフトオート6(PS5、XboxX.S)
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グランドセフトオート12年ぶりの新作。前作の販売本数はなんと2億本以上。最近のゲームは爆発的に売れるものも少なくないが、GTA5は文字通り桁が違った。
今作も特大ヒットは約束された未来であり、それを見込んでとんでもない予算が注ぎ込まれた超ド級の大作ゲームになっているのは間違いない。
膨れ上がり続ける開発費に対して持続性がどうだこうのという意見もあるが、そんな事を言っても大作にはロマンがある。ましてオープンワールドは物量がそのままゲームの善し悪しに直結する。世界で最も金をかけて作られるであろう今作が何を見せてくれるのか、ワクワクするね。
2025年発売予定。
・昭和米国物語(PS5)
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舞台はバブルの時代が終わらなかった日本に文化と経済を侵略されたアメリカ。
毎日午後6時にアニメを視聴する大統領。テキサス州の知事が侍コスプレ。新横浜市となったハリウッド。浅草化しているサンフランシスコ。何故かアメリカに存在する第四新東京。そこにゾンビのパンデミックまで加わって、カオスと化したアメリカを舞台に冒険するアドベンチャーゲーム。
経済が停滞して久しい現実の日本が抱える鬱憤を晴らすような世界観だが、これを作っているのが中国のメーカーなのだから驚き。
昭和時代に流行ったネタがやたらと高い解像度で詰め込まれており、とにかく一度はPVを見て欲しい要注目タイトル。主題歌の「それが大事」が決まり過ぎている。
2025年発売予定。
・ハンドレッドライン 最終防衛学園(スイッチ)
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ダンガンロンパの小高氏とソムニウムファイルの打越氏、テキストアドベンチャーのジャンルを引っ張る2人がタッグを組んで送り出す完全新作タイトル。
数々のユニークなストーリーゲームを作り上げてきたこの2人がメインスタッフとして関わっている時点で購入確定だけど、彼らが「トゥーキョーゲームス」を立ち上げてからのタイトルは結構ムラがあった。
具体的に言えば、「イザナギゲームズ」と組んで発売されたデスカムトゥルー、ワールズエンドクラブは万人向けの無難な内容で物足りなかったが、「スパイクチュンソフト」から発売されたレインコードとソムニウムファイルやその続編は、いつものキレがあって面白かった。
今回の販売はイザナギでもスパチュンでもなく、「アニプレックス」。偶々かも知れないがパブリッシャーによって明暗がくっきり別れているので、どう転ぶか気になるところ。
ただ今作はかなり紆余曲折あったようで、本当は他の大手パブリッシャーと組んで制作されるはずだったのに一度頓挫したらしい。
それでもトゥーキョー側が諦めきれず、借金を背負いながら開発を続けてその間にアニプレックスというパートナーも見付けてようやく発表まで漕ぎ着けたという経緯がファミ通のインタビューで語られていた。
ストーリーゲームの魅力は、個性が発揮されるところ。
パブリッシャーの意向やコンプライアンスなど色々制約はあるだろうけど、今作はトゥーキョー主導で、小高氏と打越氏が相当な覚悟と熱量を込めて作っているのは明らか。期待できるね。
4月24日発売予定。
・シンデュアリティ エコーオブエイダ(PS5、XboxX.S)
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少し前、このゲームのオープンテストが配信されていた。
モンハンは購入が確定していたので参加するまでもなかったが、シンデュアリティはオンラインメインでロボットに乗れる事以外、どんなゲームなのかよく分からなかったので、フレンドと一緒にちょっと見てみようという流れになった。
ところが、どこを探してもフレンドとパーティーを組んだり、招待する機能が見つからない。先に進まないと出来ないのか?と思いながら続けるも、そうこうしているうちに数時間経った。
調べてみると、どうやら本当にこのゲームにはフレンドと一緒に遊ぶ為の機能がないらしい。プレイヤーは全て野良であり、その場限りの関係性として繋がったユーザーと、協力したり対決したりして一期一会の出会いを楽しむ。オンラインゲームでありながらソロプレイのような感覚で遊べますよというゲームだった。
これは珍しいね。オンラインの要素をコミュニケーションツールとしてではなく、作品の雰囲気作りの為に活用しているというのは。
風の旅人やカルマズーなどインディー系のタイトルではたまに見るやり方だが、結構な大型プロジェクトである今作で、しかもオンライン前提のゲームで、フレンドの仕組みを外すのはとても勇気がいることだと思う。そこまでしてでも表現したいものがあるんだろうね。実際、オンラインのサバサバした感じが荒廃した世界で生き残るという厳しいゲームプレイとマッチしていた。
世界観に特色があるだけでゲームとしては平凡なロボットアクションだと思ってたけど、蓋を開けてみたらコンセプト色が相当に強い尖った内容でした。他のゲームにはないものを見せてくれそうなので、期待を込めて先行アクセスができるデラックス版を予約してます。
運営型のゲームだから長期間遊ぶ事が前提の作りなのは間違いなく、短期集中型スタイルの俺と相性が悪いのは目に見えているが、それでも触ってみたいと思わせるタイトル。
1月23日発売予定。
・紅の砂漠(PS5、XboxX.S)
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MMOで有名な砂漠シリーズの新作がシングルゲームとして登場。PVを見る限り、MMOの規模をそのまま持ってきましたと言わんばかりの超大作で何だか凄そうだった。ハードコア志向と明言しており、アクションも期待できる。
最近は韓国や中国などのMMO・ソシャゲ専門だったメーカーがシングルゲームに力を入れてくれるようになって嬉しい限り。しかも欧米のゲームと違ってリアルさよりもカッコ良さを重視しているものが多くて俺のストライクゾーンを付いてくる。今作も楽しみ。
2025年発売予定。
・Lost souls aside(PS5)
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やめろ...やめてくれ!このゲームの主人公を見ていると、封印していたあの感情が呼び起こされてしまうんだ...ヴェ..ヴェル、ヴェルサ...ス...?
そんな事を言いつつも、俺のヴェルサス病は寛解しつつある。FF7リメイクプロジェクトが超ド級の日本のRPGを作り上げるという夢を代わりに叶えてくれそうなので、溜飲が下がった。
それはそれとして、主人公からノクティスの面影を感じる今作はFF15のPVを見て惚れ込んだクリエイターによるゲームだが、キャラクターのカッコ良いアクションを全面に押し出した内容となっているようで、ヴェルサス云々を抜きにしても面白そうだった。
2025年発売予定。
・都市伝説解体センター(PS5、スイッチ)
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怪異を解き明かすミステリーアドベンチャー。なんかもう人を惹きつけるオーラが迸ってる。購入確定。
2月13日発売予定。
・リアニマル(PS5、XboxX.S)
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リトルナイトメアのスタジオによる新作。PVを見る限りではリトルナイトメアそのものだったが、クリーチャーの生々しさが凄くて迫力は段違いだった。
過去作との大きな違いは、2人による協力プレイが軸になっていること。偶々だろうけど別のスタジオが制作中のリトルナイトメア3もco-opをコンセプトとしている。
発売時期から方向性まで色々とぶつかり合っているが、どっちも気になる。どっちも買うけど、こっちの方が気になる。
2025年発売予定。
続く。