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世界一周⑦アートが教えてくれたもの
こんにちは🌞ゆかりです💐
わたしもあなたも前向きに、の気持ちを込めて✨
2021年5月からnoteを始めました。
自分史を振り返り、そこからの気づきを纏めています。
(パリのオルセー美術館)(ブレブレのヘッダーはスペイン・コルドバのメスキータ)
今は26歳で実現した世界一周一人旅を通しての学びをシェアしているところです。
2007年9月に沖縄から世界一周航空券を握りしめ、一人で世界へ飛び出しました。
北米・南米・北アフリカのモロッコという、それまでは未知・未開の地であった国々を訪問し、
旅の後半は少し馴染みのあるヨーロッパを周遊しました。そんなヨーロッパを旅していて出会ったアートについて、今の私が思うことを綴っていこうと思います。
私は以前イギリスに語学留学した時から、西洋美術が好きでした。特に印象派に強く惹かれ、モネやルノワールを中心に自然や街の風景を鮮やかに描いた作品を求め、パリのルーブル美術館やオルセー美術館を足が棒になるくらい歩きまわった思い出があります。
絵画も好きでしたが、ヨーロッパの荘厳な建築物にも強く惹かれました。
その中でも今でも鮮明に思い出せるのが
スペイン・コルドバの「メスキータ(聖マリア大聖堂)」です。
数えきれないくらいの教会やモスクに足を運びましたが、メスキータはなぜか強く記憶に残っておりその理由は何なのか考えてみました。
785年の建設当時はイスラム教のモスクとして建設され、その後キリスト教のカトリック教徒の勢力が強まった1236年からは、内部に礼拝堂や聖堂が増築されて現在のような形になった場所です。
現在のスペインで主流の宗教はというと、ご存知の通りキリスト教です。このメスキータは、イスラム教の名残とキリスト教の文化が渾然一体となったとてもユニークな建築物なのです。
一つの建物の中を歩いて眺めているだけで、長い歴史と文化の変遷を感じ取ることができるのです。そんな経験は初めてのことでした。
私は当時、このメスキータの目の前の宿に泊まり、毎朝足を運んでいました。
一歩足を踏み入れた瞬間から心がすっと穏やかに落ち着いていく、不思議で静謐な空気の堂内をゆっくりと歩きました。
そんなメスキータの記憶を紐解いてみて、何にそんなに惹かれたのかを言語化してみると
そこに行くと遠い過去を生きた人々と繋がれたような気がし、過去が現在・そして未来へ繋がっていくのだという感覚を得られることで
今を生きていることへの感謝や、これからも生きていくための希望が心に宿る。
そんな感覚がとても心地良かったのかもしれません。
それはメスキータだけには留まらず、私を前に進めてくれる存在の一つが当時自分の目で見た数々のアートでした。メスキータは歴史の変遷が目で見てはっきり分かる構造なので、より一層それが感覚として入ってきたのかもしれません。似たような例では、世界一周時ではありませんが後年行ったトルコのアヤ・ソフィアにも同じ要素があり、強く惹かれたことを思い出します。
アートに触れることがここ数年なかったのですが、こうしてnote記事にしてみると当時の記憶を思い出して言葉にするだけで、また前に進むエネルギーをもらえているなと感じます。過去の記憶は時として、今現在の自分自身の生きる力になっていくものなのだと、noteを通して気づかされる日々です。
今回も、お読みいただきありがとうございました💐旅を振り返りながら、また気づきを綴っていきます。
(続く)