キノコ村のモギと小人の絆
第三話
**キノコ村のモギと小人の絆**
朗読:ひびきめぐる
絵:たなかめぐみ
文:あずまやすのゆき
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キノコ村の奥深い森の中、小さな小屋にはモギという小人が住んでいました。彼は村でのんびりと静かに暮らしていましたが、実は彼には特別な仲間たちがいました。
**ページ2:**
ミナ、リオ、タク…彼らもまた、モギと同じ小人の仲間で、村の様々な場所に住んでいました。
**ページ3:**
ある日、ミナがモギの小屋を訪れ、「大切な宝物をなくしてしまった」と涙を流して話しました。
**ページ4:**
モギはすぐにリオとタクを呼び寄せ、ミナの宝物を一緒に探しに行くことに決めました。
ページ5:
キノコ村をくまなく探しましたが、なかなか見つかりませんでした。あきらめかけたその時、村の広場で子供たちが何かを囲んで遊んでいました。それはミナの宝物、一年前亡くなったおばあちゃんの形見のペンダントでした。
**ページ6:**
リオが子供たちに優しく声をかけると、子供たちは「拾ったんだけど、誰のものかわからなかった」とペンダントをミナに返してくれました。
**ページ7:**
ミナは泣きました。それはペンダントを取り戻したことと、みんなの優しさに心打たれたのです。モギも子どもたちに感謝の気持ちを伝えました。モギは「困った時はお互い様。仲間として当然のことだよ」と微笑んで言いました。
**ページ8:**
その後、モギの小屋で皆でお祭りを開催。キノコの料理や果物を囲んで、楽しいひと時を過ごしました。
**ページ9:**
夜空には星が輝き、モギたちは一緒に歌を歌ったり、ダンスを楽しんだりしました。彼らの絆は、その日一層深まりました。
**ページ10:**
キノコ村では、モギと仲間たちの深い絆の話が語り継がれていきました。そして、彼らの物語は村の伝説として、村人たちの心に永遠に残ることとなりました。
おしまい。
この物語は、仲間との絆や助け合いの大切さを中心に描かれています。絵本として描写する際には、モギたちの温かな絆や感情を中心に、読者が感動できるような描写を心がけることが大切です。
#キノコ村のモギ
※イラストは田中 めぐみさんの作品です。