イタズラ好きのタクとキノコ村のモギ
**イタズラ好きのタクとキノコ村のモギ**
朗読:ひびきめぐる
絵:たなかめぐみ
文:あずまやすのゆき
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おはようキノコ村!今日も朝の日差しがキラキラと輝いていました。
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村の中には、いたずら好きの男の子タクと、優しいキノコの住人モギが住んでいます。
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タクは今日もモギのお気に入りの帽子に水を入れ、モギがそのキノコの帽子をかぶると水がこぼれる仕掛けを作って人気者のモギから注意を引こうとしました。
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モギはズブ濡れになりましたが、笑顔で「またタクのイタズラかな?」と微笑んだ。
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ある日、タクは森の中の沼地で泥だらけの石を見つけた。自分の服でキレイに磨いてゆくと、石はキラッとした。その不思議な石をタクはモギにプレゼントとして喜んでもらえると思った。服は泥だらけになり、メチャクチャ母ちゃんに怒られました。
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「これ、あげるよ」タクはキラッと光る石をモギにあげました。
「ありがとうタク。大切にするね」モギはキラキラした目で言いました。
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その石はなんと、夜になるとキラキラと輝き、モギの家を明るく照らした。
モギはタクと共に石の周りでダンスをし、その光景を見た村の住人たちも次第に参加してきました。
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タクは、モギとの絆をさらに深めるために、タクがモギにイタズラをしていたことを村のみんなに打ち明け、モギはタクのその優しさに感動し泣いた。
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モギは「タクのイタズラも、この石のようにキノコ村を明るくしてくれるね」と笑顔で言った。
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キノコ村では、イタズラ好きなタクも、優しいモギも、お互いの大切さを再確認することができたのでした。
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タクとモギの友情を中心にしたハートフルな物語となりました。