議場で現場の本音を刻む大切さ

今日も一日お疲れ様です。

先日配布された議会だよりに掲載されていたこちらの討論ですが、紙面枠の関係上、極々一部しか掲載することができません。

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①議会だより

議会だよりは下記リンクからご覧頂けます。

②会議録

議会だよりの詳細が分かる会議録は下記リンクからご覧頂けます。

③瀬戸内町議会YouTube

その議会の映像も瀬戸内町議会YouTubeよりご覧頂けます。

1:57:30ごろから討論について話をしております。

※この反対討論の後、賛成側の討論での意見は何もなく、賛成多数という結果でした。

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この討論でお伝えした部分を会議録より抜粋しました。


④討論で伝えたコト

令和3年瀬戸内町一般会計補正予算案に対して,反対の討論をさせていただきます。
今回,改めてになりますが,3月議会でも発表されました鎌田町長の施政方針に関しまして,誰一人取り残されず幸せで輝いていけるシマ,そして,夢と希望を持って力強く生きていけるシマという原点に立ち返らせていただきたく思います。

新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は何のためにあるのでしょうか。

困った人たちの暮らしを助けることに,あるのではないでしょう か。

これからの未来に希望をつくることにあるのではないでしょうか。

今回の臨時交付金の活用は,だからこそ,非常に重要であると私は考えております。

先月,全集落の嘱託員が集まる会で,ある嘱託員から話があったと聞いております。
そこでは,集落に対しての支援金を出してほしい,そういった意見があったと伺っております。
しかし,今回の予算案では,集落での支援金,そういったものなども組まれておりませんでした。

これは,なぜなのでしょうか。


先日,隣の奄美市では 集落への支援金が組まれている新聞記事を拝見いたしました。
大和村では,昨年に既に集落への支 援金も配布しております。

先月には,沖永良部島,そして,奄美市でも時短要請が出されました。

奄美大島でクラスターや時短要請が出されましたので,隣の町である我が町,瀬戸内町でも様々な事業者,町民がさらなる苦境に入りました。

瀬戸内町も奄美市の影響を大きく受けているのではないでしょうか。
だからこそ,地域や事業者に対して,早急な支援が必要だと考えております。

本来,地域や事業者に対して,町民ファーストの地方創生臨時交付金の活用がなされることこそ,誰一人取り残されず,幸せで輝いていけるシマ。

夢と希望を持って力強く生きていけるシマ。
そういったビジョンを体現することになると私は思います。

この考えを基に,具体的に反対する事業に関して述べさせていただきます。


まず,一つ目が,今回,約1.2億の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に対して,9,000万円の予算が組まれている瀬戸内物産館の事業に関してです。


およそ9,000万の事業費のうち,およそ7,000万近くがせとうち物産館の建物の老朽化の改修工事に企てられております。
このせとうち物産館を利用されている方,どれだけ瀬戸内町民の中で比率としてい るのでしょうか。
ここまでの大きな額を臨時交付金の予算で使うのではなく,今後,ほかで県や国 の事業など,補助率の高い事業なども,今後,模索することも検討できるのではないでしょうか。

そして,二つ目が,コロナに負けるな,花火事業の500万円に関してです。
500万円の予算があれば,10万円を50集落に配付することができます。
それ以外にも,10万円を今度は50事業者にも支援することができるのではないでしょうか。

限られた新型コロナウイルス感染者対応地方創生臨時交付金ですから,今は花火ではなく,困っている方々のためにも,ぜひ,瀬戸内町が率先して活用していただきたいと,そういうふうに感じております。

以上が,この一般会計補正予算に関しての具体的な理由になります。

最後に,先日日曜日に行われた消防訓練の際に,鎌田町長より公助というお話がございました。

どのような意味なのかは深くは分かりませんが,公助という言葉は,漢字で公が助けるというふうに書きます。
公的機関が援助するという意味になります。今,この町では公助を必要としている場 所が幾つもございます。

集落運営は若い人たちが減り続けている今,以前にも増してかなり厳しくなってきております。

本島内でコロナが発生したことで,来月,営業を続けられるのかが分からない,そういった事業者さんたちも多く存在いたします。

私たちがこうして議会をしている傍ら, 日々の生活に疲弊し,不安の中で毎日の生活をしている町民たちが多くいらっしゃいます。

私たちが本来するべきは何なのでしょうか。

今一度胸に手を当てて,地域の現状を見てみる。
どういうふうに感じるでしょうか。

町が,今,するべきことは,本当に今,建物の改修や花火を打ち上げることなのでしょうか。

新型コロナウイルスにより精神的に,経済的に,災害時のように辛い辛い状況です。

その災害時だからこそ,新型コロナウイルス感染者対応地方創生臨時交付金を何に活用するのかがとても大切です。

隣の奄美市では集落支援金を出されている。
事業者支援も手厚い。

この状況を一議員として見過ごすわけにはどうしてもいきません。
瀬戸内町では重要な事項が山積みであ ることも,私自身も承知しております。
しかし,その中で,今というときを安心させてあげられるのが政治の力ではないでしょうか。

弱くなっている人こそ,声を上げることができない。

本当に困っている人はなかなか声を上げることができません。
そんな人を公助する。
それこそがすばらしい まちづくりではないでしょうか。
それこそが,町長の施政方針の,先ほど申し上げた形,体現になるのではないでしょうか。
このことをもって,再度,一度,一般会計補正予算案を検討していただき,1人でも多くの町民が取り残されず,輝いていける島を目指してもらうための予算へ,ぜひ, 組み直していただきたい。

よって,反対の立場で討論をさせていただきました。以上となります。

※この反対討論の後、賛成側の討論での意見は何もなく、賛成多数という結果でした。

⑤議場で大切だと思うコト

このように議場で現場の本音を伝えます。

本音を伝えることで、その言葉が想いが会議録に刻まれます。

会議録があれば、過去の出来事ややりとりを振り返ることができます。

想いを託すということにも繋がると信じながら、毎回の議会に望んでいます。

これからの議会でも、この気持ちで頑張っていきます!

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YUICHI YASUYAMA
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