祖母2
前回の続きになりますので前回を読んでからのほうが分かりやすいかもです。
祖母|や #note https://note.com/yasuyo0403/n/n9333ad8b6237
そしてやはり祖母だなと思うのが全くボケ(認知症)がない。
耳が聴こえないということから他人(身内も)に対して気を遣わせないように気を遣ったり、耳が聴こえてるのではないかと疑ってしまうくらい自然に振る舞っていることが祖母の他人に対する細やかさが全力なのだと思う。なのでボケないようにすることも祖母が他人に全力で気を遣ってることの一つだと私は思う。
やはりボケたら他人(身内)に迷惑を掛けてしまうと考えてるのだと思われる。だから100才を越えてもなお頭がシャンとしてるのだろう。迷惑を掛けないようにするにはどうするべきかを考えたらボケないことになったのだと思う。
でも私から言わせると耳が聴こえないことを不利だと思わず、横柄にならずにそしてふて腐れずに今までよそ様のご迷惑にならないように気を遣って細かな配慮などをして100年、もう迷惑を掛けても誰も文句も言わないし、むしろ言ってきたら私がぶっ飛ばすくらいの気持ちでいる。
その仏のような祖母の血が私の体に少しでも入っているのにも関わらず、こんなひねくれた性格になってしまったことを恥じている今日この頃。
だがしかし、祖母の血なのか今までの育った環境なのか不思議がられることがときどきある。
先日、知り合いに「尊敬する先輩だとか上司だとかで影響受けた人は誰?どんな人?」と聞かれた。この手の質問は聞かれたことがあるがだいたい答えが決まってる。「5人先輩がいたら5人の良いところだけもらう。サル真似でもいい。先輩みんなから影響受けてる。もちろんこの中に嫌いな先輩もいたけど。」
質問してきた知り合いはやはりキョトン顔だった。
これが尊敬する先輩は?の質問の答えで合ってるのかすら分からない。
尊敬うんぬん以前の問題だと思う。やはりちょっと人間が曲がってる…。
尊敬の仕方が分からないのか、はたまたみんなを尊敬してるのか自分でも分からない。
社会人1年目のときに考えたのがこの中でトップになるにはどうすればいいのかと考えたときの答えがこれだったのだ。
だって5人先輩がいて5人を1人ずつ抜くには難しいし時間も掛かる。でも例えばAさんにはこういう良いところがあるけどBさんにはないな…でもBさんにはAさんにはないこんな良いところがある。
ってことはAさんBさんCさんDさんEさんの良いところだけを私にプラスしたらすぐにトップに行けるのではないか?と。そう、私の良いところもプラスするので6人分の良いところが足された1人のスーパー凄い人が出来上がる。悪いところなんてそもそもいらない。良いところだけでいいのだ。
凄く単純な発想。笑
でもこれが私なんです。そしてこれがあの耳が聴こえないスーパーばあちゃんの孫です。
少しは祖母の血を受け継いでいるでしょうか…。
でも後から思い知るんですけど、私が5年経験したら先輩もそこから5年経験するんです。
先輩と後輩の差って結果的に縮まらないんです。笑だから先輩って凄いんです。1才差でも抜けない。
やっぱあの先輩は凄いわ!ってなるんです。先輩と会って話したりしてると。
だから100才の私のばあちゃんは凄いんです!ってなるんです。誰よりもばあちゃんは先輩なんで。
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