
デザインで挑戦しよう、欲張ろう。株式会社gazを創業した話
株式会社gaz(ギャズ)代表の吉岡ヤスです。
noteでの投稿は半年ぶりくらいになります。
今回は株式会社gazを立ち上げた経緯や今後の展望について質問されることが増えてきたので、noteに書いておこうと思います。
なかなか思考をアウトプットする時間がなく、がむしゃらに走ってきたのですが、一度整理し、発信しておくことにしました!
前提として僕の経歴はこちらから
現在は株式会社gazに100%フルコミです。
1. なぜ福岡でデザインファームを立ち上げたのか
なぜ福岡でデザインファームを立ち上げたのか。
最近よく聞かれます。
創業した理由は3つあります。
①UX / UI(デザイン)の領域で圧倒的にプレイヤー不足を実感したため
一番はこれです。
自分自身そこまで経験があるわけでもないですし、福岡のデザイナーの絶対数がどの程度なのか正確に測り切れているわけではありません。
ただ、福岡ではスタートアップは盛り上がっている、すごく栄えている。という環境がある一方で、デザインという視点で見るとまだまだ遅れを取っていると感じています。東京にも、世界にも。
不足している人材・職種は他にもあると思いますが、僕はその中でも「デザイン」が足りていないと強く感じました。
これまでももっと適切なタイミングで適切なアプローチができれば違ったプロダクトになっていたのではないか。
負債を抱えずに済んだのではないか。
そんな場面にいくつも直面しました。
デザインは難しい。。。
2018年、デザイン経営宣言などもあり、日本でもやっと盛り上がりを見せている領域ですが、デザイナー市場はまだまだ人材不足。
ここで僕がやらなければ、誰がデザインを通じて福岡から世界で戦えるスタートアップのデザインを牽引していくのか。と謎の使命感に駆られ、デザインファームを立ち上げる決意をしました。
②デザインがたまらなく好きだし、福岡でもやれると感じたから
東京に行く選択肢もありましたし、正直人材や情報量、活気で選ぶなら東京に行ったほうがメリットがあるとも思いました。
しかし、福岡からしか見えないものもあります。
場所の差よりも意識、本気度の差が一番だと思っています。
自分が肌で感じて見てきたデザイナー不足、デザイン市場の未発達という課題にここ福岡で全力でぶつかってみようと思いました。
福岡から日本、アジア、世界でも影響力のある最高に優しいデザインファームを作ります。
もちろんフェーズによって場所を変えたり、移転の可能性はありますが...
③人生を謳歌できる場所を作りたい、人にとことん向き合える組織にしたいと強く決意したため
「仕事が楽しくない」
「土日が終わるのが嫌、憂鬱」
「仕事はストレスばかり」
こんな声をよく聞きます。
何のために働くのか。
仕事の優先順位は何番目か。
そんなのは人それぞれ。自分で決められます。
優先順位が1番だろうが2番だろうが、3番だろうが、gazは人生を謳歌するために働く組織にします。
仕事のために仕事をするのではなく、人生のために仕事をします。
仕事もプライベートも何もかも欲張ってわがままに突き進みます。
2. gazの由来
gaz(ギャズ)という会社名は、gazelleという動物の頭文字をとっています。詳しくはコーポレートサイトに書いたので、興味がある方は、御覧ください。
3. gazのビジョン、ミッション
gazのビジョンは「デザインで人々を笑顔に」
デザインを通じて人々(ユーザーとその友達・従業員とその家族・会社と関わりがある方みんなです。)を幸せにし続けることがgazのビジョンです。
gazのミッションは「想いをデザインで可視化する」
これは最近よく口にしているのですが、デザインは可視化、具現化、実体化等、目に見える形にする点が優れていると思います。
僕たちは世の中の「何かを変えたい」「もっと良くしたい」「こんな人を助けたい」といった強い想い、whyを可視化することで、エンドユーザーに届くクリエイティブを作ることがミッションです。
僕らが関わるプロダクトでより多くの人が幸せに、笑顔になると素敵だし、そうであり続けようと思っています。
4. gazのデザイン関連の3つのサービス
①街をデザインする、福利厚生みたいな仕組み「smilesheep」
シリコンバレーや大手企業ではオフィスビルに社食があったり、ジムが併設されていたり、そういった業務以外の場所でのコミュニケーションやディスカッションは企業を豊かにすると思っています。
「smilesheep(スマイルシープ)」は企業の社食やジム、美容室などを会社の外に作ってしまおうという思想のサービスです。
AirbnbやUberのように民間企業でも仕組みやサービス一つで街を変えられる、デザインできると信じています。
現在30企業、1000人以上の方に使っていただいております。
※WEBサービス化、アプリ化を現在対応中...
smilesheepを通じて人と人とが有機的に繋がり、密なコミュニケーションで人生が豊かになる人を1人でも増やしていきます。
②スタートアップを加速する、定額デザインサービス「beaverin」
スタートアップに必要なデザインは広範囲に渡り、従来の受託型の制作では改善し続けたり、長い目でプロダクトを成長させていくことが難しい。
スタートアップの初期のデザイナーの負荷はものすごく高い。
という実体験からサービスを考案しました。
定額制のデザインサービスは世の中に結構あるのですが、gazの「beaverin(ビーバリン)」はスタートアップ特化型。チームにジョインするくらいの勢いでデザイナー(ビーバー)が奔走します。(というイメージでネーミングしました)
新規事業やスタートアップのサービスリニューアルのフェーズでバリューを発揮できるので、逆に言うと作業だけ依頼したい場合や、完全に外部としてのコミットを求められる企業は合わないかもしれません。
こちら日本を代表するデザイナーの広野萌さんに引用リツイートしていただいたことでお問い合わせが増えました!
広野さん。めちゃ感謝してます。素敵な出会いをありがとうございます!
なんか新しいのでてる!月額定額デザインサービス!気になる👀 https://t.co/gLQqAzfUgP
— 広野 萌 (@hajipion) July 9, 2019
こちら想定よりご利用いただいていており、おかげさまでスタートアップの方々と関われています。
※現在、UXデザイナー、UIデザイナーを募集しております。
ご興味ある方がいればぜひお声掛けください!
③UXデザイナーを手助けする、リサーチツール「Userview」
こちらはまだ、リリースしていません。
元個人プロダクトの「Userview」。
覚えてる人がいれば嬉しい、くらいの話なのですが、2018年12月頃、事前登録ユーザーを集めました。(100名ほどの方に応募していただきました。すごく感謝しております。)
しっかりとご連絡、通知が行き届いていなかったことをお詫び申し上げます。
ユーザーインタビューのリクルーティングサービスとしてリリース予定で、開発もほとんど完了していたのですが、一旦リリースを止めました。
理由は2つあり、
・インタビューの裁量がユーザーにあるので適切なインタビューを行いUIを改善するまでに障壁があったから。
・サービスの機能をより削ぎ落とし、ほんとうの意味でどんなデザイナーでも助ける事ができるツールに進化させようと思ったから。
です。
リリースを楽しみにしてくださっていた方がいたら申し訳ありません。
進化した「Userview」をお届けするのでもうしばらくお待ち下さい。(名前も変わるかも...)
これらのサービスを軸に現在事業を展開しております。
欲張りですね。
あと、現在smilesheep、beaverinの公式サイトはSTUDIOで制作しており、福岡のデザイン会社では初のSTUDIOアンバサダーとなっております!
STUDIO最高ですよ!!
他にもスポットでの制作や案件も随時受け付けております。
C向けもB向けも、クライアントワークも自社サービスも横断的に取り組める会社にしていきます。
僕らはまだまだ未熟で、スキルも経験も全然足りなくて、行き届いていない部分も山程ありますが、一緒に成長してくれる、一緒にgazを作り上げてくださる方に出会えると嬉しいです。
5. まとめ
「デザインは楽しい」と僕はよく言うのですが、それ以上にとっても難しいですし、デザインをしていて苦しい時、心が折れる瞬間もあると思います。
そんな時、僕が、gazが緩衝材となり、デザインを純粋に楽しんで、人生を楽しんで、笑って過ごせる場所を作ることにしました。
一度諦めてしまったデザイナー志望の方、私にはなれないと思って他の道に進もうとしている方、是非一度gazでデザインに触れてみてください。
きっとあなたの人生をハッピーにしてみせます。
もし、九州に戻ってきたいという想いがあるデザイナーの方がいれば、gazはデザインに本気で向き合える、最高の環境をご用意します。
最後に、デザイン業界をここまで盛り上げて、僕にとって道標となってくださった方々に感謝します。
下記のようなイベントや熱量に受けた刺激は計り知れません↓
デザイン業界の発展で恩返ししようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後のgazにご期待ください!!!
いいなと思ったら応援しよう!
