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プライベートエクイティの変化

2008年以降の金融危機後の(人工的な金融政策等にも支えられた)株価上昇の恩恵を受けていたプライベートエクイティ(PE)投資の考え方が変わったのでは、という記事があり。日本企業をもっとアクティブに動かしたい、というメッセージが強い記事だが、そこでも注目すべきはこれだったかな、と。

『我々は今まで二つの大きなうねりがあると思っていました。グローバリゼーションとアーバニゼーション、つまり都市化です。一時的な停止や戻りが鈍いということはあるかもしれませんが、グローバリゼーションの流れは止まらないでしょう。ですが、コロナで人の行動、社会が変わる結果、アーバニゼーションの流れは大きく変わります。
 今までの一極集中、都市化から新たなムーブメントが起こります。今まで通り、週に5日、オフィスに行くことが働くということではないことが体で分かってきたからです。...今まで間違いないと思っていたトレンド、例えばカーシェアリングやシェアオフィスもそうですが、コロナをきっかけに変わる可能性があるのです。』

O グローバリゼーションー>別荘?とかSaaSやMaaS
ⅹ アーバニゼーションー>都市部のオフィス・商店、交通機関もかな?

またプライベートエクイティを含めたオルタナ投資への投資家層の変化として、資本市場が進んでいる米国でもこれまで始まっていなかった、所謂401kとかDC(Defined Contribution)と呼ばれる、従業員側も半分出したり、投資先を個々人が決めるといった確定拠出型年金にプライベートエクイティを選択できるように、という記事もあった。

もし日本のiDecoや確定拠出型年金でもプライベートエクイティのような資金管理期間が長いものの比較的高いリターンも中長期にわたり得られていた、というオルタナティブ商品が購入可能となると、日本の1900兆円とよばれる家計の貯蓄も少しずつ染み出てきて来やすくなるか?個人などの一般投資家用の様々なリスク管理や詐欺とは違う、など説明も一杯必要だろうが、銀行や資産運用など金融業界の地図を変えかねない!


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