勝手なオルタナデータ
三日坊主として投稿を始めて一年以上が経ちました。これまでに300記事程度を書いてきましたが、その中で一番閲覧数が多かった記事(全閲覧数の約5%弱)は下記記事になります。
毎月一定数閲覧頂ける記事なのですが、どうもここ5月末あたりから上記時の閲覧数が伸びていないな、と感じていました。(記事の内容も特に尖がっているわけでもなかったのですが。。)
また一方で先日下記記事を見て、『あ、もしかして!』なんて気がしたわけです。
今までの株高につながる海運の運賃上昇は、コロナ下ならではの供給面の制約が影響してきた。防疫の強化で荷物の積み降ろし時間が増えた一方、感染拡大で港湾荷役の労働者確保が難しい。コンテナの運航スケジュールは延びるが、米国の経済再開などでモノの需要が増えたことで運賃が急上昇。…ただ、貨物運賃と消費の一本調子の回復は年内まで、との見方が出ている。一つが供給面の変化だ。アジアから北米への海上輸送の玄関口、ロサンゼルスのロングビーチ港での荷役を待つコンテナ船の数は6月下旬で9隻。2月初旬の36隻から大きく減った。コロナワクチン接種の普及に伴い、港湾の人手不足の緩和などが進んだためだ。
海運業界は需給による運賃の変動がある場合に、景気循環を先取りするように同業界の株価が上昇する、という傾向がみられるのは理解できるのですが、もしかして私が書いた記事の閲覧数がちょっとしたオルタナデータ、になっていたら面白いな、と感じました。
オルタナティブデータとは、機関投資家によって投資判断のために使われるデータのうち、伝統的に用いられてきた決算開示等、一般的な公開情報以外のデータ群の総称です。経済ニュースの記事、SNSの投稿、POSデータなど、従来投資判断に使うことが難しかったビッグデータが、海外の金融機関を中心に利用が広まっています。
これからも様々な業種に関する記事を書いていき、そこの閲覧数の推移を見ながら、オルタナデータの可能性を探ってみるのも興味深いと思います。