過去投稿からの進化・変化㉜『金は天下の回りもの』は実現されず
先日下記二つの記事をみて、現代日本では『金は天下の回りもの』ということわざ・格言は実践されていないのだな、と改めて感じました。
会社の取り組みで、不可能なことはまずない。お金をかければ大抵のことはできます。ただ、お金が潤沢にあるわけではないので、優先順位をつけているだけの話です。「何よりも優先してこれをやりたい。ついては費用として10万円かかります」というのが本来のビジネスの会話であるべきです。…「…君がこの取り組みに優先して10万円を使いたいのなら、そう言ってください。やりたいかやりたくないかは君が決めることです。話を聞いて、お金を出すか出さないかは会社が決めます」
実力とは円と主要通貨を比較し、貿易量や物価状況を考慮して円の総合的な価値を計る「実質実効為替レート」で、この数字が50年前の水準に落ち込んでいます。日常ではあまり意識しませんが、実は我々の生活にも影響しています
この2つが言っているのは:
①ミクロレベルで『どれだけお金を使わず、特にゼロにして、お金を稼げるか』に力を入れすぎている、所謂企業レベルでのコスト削減と新たな事業への可能な支出削減を意味している。
②マクロレベルで、日本円への需要がより低下しており、また日本円の供給(主に日銀)がかなり多いため、インフレもしにくく、結果的に実力値を下げている、ことかと思います。
日本の物価か賃金上昇がないことで、インフレや賃金上昇をしている海外の主要都市に行った際に、価格差をより大きく感じてくることでしょうし、それらがより鮮明になっていくのが、Withコロナ時代・ポストコロナ時代の日本の立ち位置なのか、と無念ですが感じます。同時に日本市場の商品はより安く見えるわけですねー。。
ご参考までに『過去投稿から…』シリーズをご確認ください。
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