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年始にちょっと落ちていたニュース
ここ数日、緊急事態宣言のニュースばかりで気持ちが萎えてしまいそうな、そんな方々へ。Withコロナ関連にはなりますが、あまり緊急事態宣言とは直接関係ないニュースをまとめてみました。
①去る2021年1月5日に行われたマグロの初セリ。そのニュースにあの『すしざんまい』が出てきませんでした。
お競り落としたのは市場の仲卸業者「やま幸(ゆき)」。毎年のように最高値でマグロを競り落とすことで知られる、すしチェーン「すしざんまい」の運営会社「喜代村」ではなかった。
もちろんコロナ感染拡大により飲食店は一番被害を受けていますし、特にすしざんまいが広告宣伝費を毎年のマグロ初競りに費やすほどは、全然儲からない(また損が拡大するだけ)という商人的な感度もあったでしょう。同時に『社会の空気』を読みながら経営していたり、日本のカーネルおじさんになっていたり、と結果的に話題提供に絶えない、すしざんまいの社長の明るい人望が垣間見えたような気がします。
②GoToキャンペーン全国一斉停止の発表後に、大人数の会食に参加し、批判を浴びた菅総理。総理も含め、去る年末年始、総理の言葉通り?か分かりませんが、選挙区に戻ったりせず、『静かな年末年始』を過ごすために東京にいらした議員の方々もいたとのこと。でもやはり地方出身議員にとっては、オンライン里帰り、オンライン後援会、という選択肢がない(もしくは地元の支持者がオンライン化できていない)、という現実も露呈した感もあります。都市部以外でのテレワーク導入はやはり気が遠くなる話ですね。。
③最後はコロナ禍をきっかけとして、ここ数ヶ月でジワリと首都圏から地方への移住が進んでいる、という話です。以前上記投稿でも書いたように、例えリモートワークが推進されても、仕事される方々にとって地方移住は依然ハードルが高く、首都圏から移住する方は限られるのでは、という見立てをしていました。その大きな見立て自体は変わっていないものの、ここ数か月でも数千人単位で東京から人口が流出している、というのは常に人口流入が見られていた東京からすると、無視できる話題ではないかと。
一方で上記のような動画も最近見ました。要するに全てリモートワークだけではダメでないか、これからのオフィスは『偶然性』を共有し、『ハグする場所』へ変化する、という見立てでした。しかもニューヨークやロンドンでもGAFAのようなトップIT企業が、賃料低下しているこのコロナ禍において、逆にオフィススペースを広げようとしている、ということだそうです。そうすると、やはり週2回ぐらいは家から通えるオフィスも必要となり、総合的に見ると都心近郊の住宅需要は注視しておいた方が良さそうです。