映画『PERFECT DAYS』ささやかながらの感想
2024年最初の劇場鑑賞となった映画『PERFECT DAYS』
ドイツ人映画監督のビム・ベンダースが役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の初老男が送る日々の生活を淡々と描いた作品である。
全編を通して、ドラマチックな展開がなく、ドキュメンタリーに近いような展開である。
主人公が住むのは、二階建てボロアパート。早朝に起床し、歯磨き後に作業着に着替えて、掃除道具を積んだ軽ワゴン車に乗り込む。
時代に取り残されたようなカセットテープから聴き慣れた洋楽を流し、目的