【備忘録】
筆者は大学で歴史を学んで、現在は文化財に関わる仕事をしている20代。
学生時代は古墳時代の研究(?)をしていた。
古墳時代といえば、仁徳天皇陵古墳のような巨大な古墳がまず思いつくだろうか。百舌鳥・古市古墳群は世界遺産に登録されたことだし、少なくとも「古墳時代って時代があったんだ」と認識はされるようになった…と信じたい。
一方、当の本人はというと、巨大な古墳には見向きもせず、当時の人が住んだ竪穴住居跡とそこから見つかる甕(かめ)の研究をしていた。甕は今で言う鍋みたいなものだ。
…地味。
あまりにも地味である。
大きな博物館に甕はまず展示されないし、小さな街の資料館なんかでもたまに置いてたり、いや置いてなかったり…。
友人にその研究の話をしても「ふぅん」と言われて終わる。至極真っ当な反応である。
けれど、個人的には、家の跡や、そこから見つかる生活道具・施設から、1軒の家で「誰が、何を考え、どんな生活をしていたか」、明らかにしてみたいと思ってしまった。面白いと思ってしまったのだから仕方ない。
このnoteはそんな興味や思いつきをつらつら綴る備忘録である。
興味があるのは、古墳時代の後期(ほぼ飛鳥時代)〜平安時代と呼ばれる時代で、住居や土器が好き。お詳しい方、いろいろ教えてください。