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質より量

第15回目の今日は、量より質という話をしていきたいと思います。
(少し空いてしまいましたが、マイペースに続けてはいきます)

さて、早速質問ですが、
いまあなたは他の誰よりも圧倒的に量をこなしている自信はありますか?
自信持って「はい」と答えられる人は、なかなかいないのではないでしょうか?

ひとつだけ言えることは、いま量をこなしていない自分に、将来
「もっとあの時に頑張っておけば良かった」と、かなりの高確率で後悔することでしょう。

できるだけ楽をして、他人より多く稼ぎたい。自分の夢を叶えたい。
こういったことは、120%無理だと思ってください。

自分は普通でいいんだ。
そう思っている人も多いかもしれません。
しかし、世の中には”普通”というのは存在しません。おそらく、普通=平均的というイメージがあるかもしれませんが、世の中には平均的な人というのは存在しません。平均値と中央値は大きく違うのです。(詳しくはググってください)

社会で生きていくのに、普通といった勝負でいうと引き分けのような状態は存在しないということです。これは何も稼ぎだけの話をしているわけではありません。自己実現の話です。自己実現に普通などは存在しません。自分が理想と思う人間になれるか、なれないかの二択です。

仮に大した努力もせず自己実現できるとしたら、それはあまり満足感のないものだと思います。人によって価値観はそれぞれなので、仕事の内容や周りの環境、家庭環境、自由な時間など様々な事を重視することでしょう。これらすべてにおいて、満足した状態を得るためには、先ずは量をこなす必要があるという事を忘れてはなりません。

成功は量と質の掛け算

何かひとつの事を成し遂げようとするには、そのアウトプットは量と質の掛け算で決まります。ここで、多くの人が楽をしようと質にこだわろうとするのですが、質を上げるというのはそう簡単な事ではありません。

質というのは経験によりレベルが上がっていきます。つまり質は量に大きく左右されるのです。そういう意味でいうと、質は量が資産化されてできていくものなので、成功は質x量ではなく、過去の量x未来の量とも言えます。

どんなに頭が良いからといっても初めから質が良い人はいません。逆に頭が良い人ほど失敗の事例を多く熟知しているので、失敗を怖がる傾向にあり、経験量が減る傾向にあります。その結果として、頭のいい人ほど質が上がりにくい場合もあります。

仮に初めから質が高い人間だったとしても、質x量が結果となるため、特に体力ある若いうちは量をこなすことで、より早く成功することができるでしょう。イチローも天才が量をこなしたから、あのイチローが生まれたのです。

作業はできる限りなくしていく

量を増やせといっても作業ばかりしていては意味がありません。特に誰がやっても同じアウトプットになるものを多くの量をこなしても質の向上には結びつくにくいでしょう。この作業とはある程度の学びでできる誰でもできるルーチン作業の事です。

こういった作業はできたらアウトソースするか、部下がいたら部下に任せたり、RPAなどのシステムを導入してできる限り無くしていく方がよいでしょう。そういった環境が構築できなければ、作業以外の時間を増やすように努力をしましょう。

好きな事を仕事にした方がいい

これは何故そう言われているか?
好きな事を仕事にすれば、夢中になって睡眠時間も忘れるくらい没頭でき、結果として圧倒的な量をこなすことになるので、成功に近づきやすいからです。

たまに「好きな事を仕事しながら、自由な時間を沢山つくって、その多くを趣味などに時間を使いたい。」とかいう人がいます。そんな生活送っている人、本当にいるでしょうか?

好きな事って短時間で止めれますか?
本来なら、ずっとやっていたいはずです。「好きな仕事 < 趣味」こういう関係にある人は、おそらくまだ好きな仕事には就いていないでしょう。好きな仕事をしていたらできる限り、その仕事に時間を使いたいと思うはずなのです。

量をこなさないで成功した人はいない

ピカソといえば画家で世界的に有名ですが、彼は生涯15万点もの作品を描いたことでも有名です。そう、人一倍、いや人100倍の量をこなしたからこそ、世界一の画家として今も評価されていると言えます。

きっと誰でも1人くらい憧れの人はいる事でしょう。その憧れの人も必ず人一倍、量をこなして憧れる存在になったはずです。もし、いま自分が人一倍努力をしていると言えないのであれば、将来必ず後悔する時がきます。騙されたと思って、自分を見直して量をこなす習慣を付けていきましょう。

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