その人はあきらめが悪い
昔々の話 とは言ってもそこまで昔ではないけど…
その人が最初に配属された業務は通信の営業。お客様の意図しないタイミングで電話を掛けるプッシュ型の営業スタイルのアウトバウンドコールがお仕事。
チームがまた変わっていてトップの責任者の人は正社員ではなくアルバイト。その下にバンドマン・声優・お笑い芸人・学生など箱もの故に見た目は関係なく声で勝負する仕事。
このチームは恐ろしいくらいに営業が強かった。その日に組織としてやらなければいけない必要数を午前中には達成してしまう。朝一スタートすると皆さんバンバン受注していく。こっちも必死で電話を掛けているけど、横でどんどんと受注されてくときのプレッシャーは凄かった((+_+))
最初の上司との関係がキャリアを大きく左右するとは良く言ったもの。その会社には独自の社訓社歌があり、部署によっては毎朝唱和していた。もしくは数字が悪いと唱和する習慣があった。しかし、そのチームでは読み上げた記憶があまりない。
代わりに詠んでいたのが”ナポレオン・ヒル”の『成功哲学』。これを朝礼で声優のアルバイトの人が詠み上げる。声が無茶苦茶イイ♬染みる。。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もし、あなたが敗れると考えるのなら、あなたは敗れる。あなたがどうしてもと考えないなら、何一つ成就しない。あなたが勝ちたいと思っても、勝てないと考えるなら、あなたに勝利は微笑まない。
もし、あなたがいい加減にやるなら、あなたは失敗する。我々がこの世界から、見出すものは、成功は人間の意志によってはじまる。全ては人間の精神状態によって決まるということだ。
もし、あなたが脱落者になると考えるなら、あなたはその通りになる。あなたが高い地位に昇ることを考えるなら、勝利を得る前に、必ず出来るという信念を持つべきだ。
人生の戦いは、常に強い人、早い人に分があるのではない。いずれ早晩勝利を獲得する人は「俺は出来るんだ」と考えている人だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たまに自分の人生の全てが終わってしまったように感じる出来事でさえ、その先に物語はあって、このためにそれが必要なことだったんだなぁ なんて思えるようになるんだから、まだまだきっと大抵のことは乗り越えられるのだろう。その人はあきらめが悪い。
今日もいいことがありますように