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意外と知られていないその会社②
昔々の話 とは言ってもそこまで昔ではないけど…
その人が初めに入った会社は今思うとかなり違っていた。
②“何度でもやり直せる会社”
失敗に寛大なのか、はたまた失敗したことを周囲も本人も忘れてしまうのかは分からないが、
結果として諦めずに何度でもチャレンジしようとする人には、何度でも敗者復活のチャンスがあった。
仮に降格になった場合でも“たまたま今がダメだっただけ”と捉え、降格に対して本人も周りもあまり騒ぎたてる事はない。
当時、責任者として活躍されている方の中には、一度や二度の降格を経験した人も多くいたし、取締役の中にも一度退任して、再任されている人が何人もいた。
・その人も最初に持ったチームは崩壊した。
⇒直属の上司が飛んだ(急にいなくなること)ことで、ある日急にチームの責任者になった。
部下のアルバイトさん達からしてみたら、慕っていた上司がある日突然いなくなる。
結局、アルバイトさんも日に日にこなくなり、結局そのチームは崩壊。
それが最初のマネジメント経験。
その後、新卒4名とのチームから始まり、最高400名以上の組織を持てるようになるんだから不思議なものだ。
今でも交流があったり、現役で働いてる人がいたり、その経験があるから、みんな強くなれた。
・降格も経験、部署を外される。
マネージャー職から一度落ちて、翌月に再任されたり、
目標数字がいかなかったことで担当部署を外されることもあった。
しかし、そのたびにチャンスをくれたり、多くの権限を与えてくれた上司には感謝している。
まだまだ日本の古くからの企業は一度失敗すると窓際に追い込まれチャンスが与えられなくなることが多い。
欧米では失敗を経験した人の方が、同じ失敗は二度はしないだろうという意味で、積極的に敗者復活をさせる環境が多い。
その会社も同様で「失敗したから」「未達成だから」ということで終わりにするのではなく、敗者復活の環境を提供し続けてくれた。
この世の中すでにAI(人工知能)と協働する時代が来ている。
人工知能は24時間、365日失敗を改善の素として日々学習していく。
最初のうちこそ失敗が多いが、データがどんどん蓄積されていくにつれ判断は改善されていく。
しかも、やつらは疲れることがない。
ある経営者の言葉で、
『成功はアート、失敗はサイエンス』
~成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある。~
経営者の中には成功したから“こうしてみろ”と言う。
しかし、時代情勢や性格、経歴、バックボーン、すべてが違うのでその成功はアート(芸術)ようで再現が難しい。
一方、失敗の原因のほとんどは同じものであることが多い。
失敗には必ず共通した原因があり、法則性を探ることができるのでサイエンス(科学)に近い。失敗から何を研究するのか。
(その③につづく)
明日もいいことがありますように