カビ埃みっけゲーム💭詩🦠
色のぼやけた 色の少ない無空間であり
波際のような あいまいな場所でもあり
そこしかない または圏内の一部であり
とにかく私は
その空間内に
おいて全く力
が入らずにソ
ファーの上で 呆然と過ごすしかなくて
昼下がりの病院の待合室
のように醒めるか呼ばれ
るかのどちらかを――の
ですが視界だけが飛びだ
して窓の外を眺めながら
同時にうなだれた自分の
身体を揺れるもうひとつ
の視界が捉えておりまし て
結局誰もこなかったんで
すけど
遠くの工場作業音と業務
用のエ
アコンの 作動音 が
いつま
でも耳に 動作音 が
カビくさい一度も掃除の
なされていないベッ
ドの下の埃が気
になって気
怠い身
体
を
起こし
て確認をし
ましたがどこに
も埃の存在が確認で
きずに落胆と安心を得た が
猜疑に駆られた私は
視界のみを空間の隅
々まで飛ばし気狂い
の よ
うに カビ
と埃を 瘴気の
正体を掴 もうと躍
起になって盲目暗転
意識を
戻すと
看護師
が嘲笑
混じり の 👁 👁 で
整然と色の戻った
有空間に視界はま
とめられ抗議とし
て清掃員を呼びま
し
たが いくら景色が
明滅しても清
掃員は現れず
またしても
色のぼやける
無空間に私
は
力を奪われ
ソファーの 上に
放りだされ ました🛋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?