【詩】頭蓋骨ビニールテープ

瞬間的に汚いビニールテープの膨大なカタマリがほどけ、脳内に広がってしまったかのように。
必然私が未来へ向けて用意していた涙が、どこかへと、どこかへと消えてしまい。

溶けてしまうのがラクなんでしょうね。

私も持ってるんですよ、○○○○を。
自分からあなたは 招いているんです。
ちがくて 違うの 言いたいのはソコじゃなくて

とにかくほどけてバラバラなんだから待ってよ
よくそんな 勝手を
ふざけるな
でも

なんで私は
こうして あのビニールテープは脳の頭蓋骨の頭の最も内側? に全て張り付いて
取れなくなるんだなって
イヤだけど こうしてまた大切な感情のどれかひとつをまた失って

時々思うんです
私はずっと本当はひとりで居るべきだったのではないでしょうか

だってだって
私が大切にしてるモノほど
人が奪って踏み潰して
それで……何事もなかったかのように……

私はもはや
一定の動作を繰り返す【機械】にすら憧れを
割り切って 繰り返す
ただずっと 繰り返す

そこにナニモ理屈もなく

でも本当は……イヤで

私は頭蓋骨に穴をあけて
張り付いたビニールを全部ひっぱろうと

したのですが
それは次々 つぎつぎ 千切れてしまって
余計に みすぼらしく

それでなぜか 笑ったんだ……

ぜんぶが汚れた明日がくるって

そうなんだなって

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