航空券(チケット) vs. 搭乗券(ボーディングパス)
みなさまこんにちは。
外資系航空会社2社で客室乗務員をしていたやすりんです。
& 外資系航空会社で発券課勤務をしていたやすりんです。
(↑今日は、ちょっとアピールしてみたんですから。)
さぁ、ここベルギーもだんだんと秋らしい日差しに変わってきたんですから。
みなさまはいかがお過ごしなんですから。
わし、旅とか好きだし、旅行系のブログを読んだりYouTubeを見たりすることがあるんです。しかしながら、ほんとにほんとに氣になることがあるんです。
そんなに旅行大好きな人なのに、
どうして、航空券(チケット)と搭乗券(ボーディングパス)の区別ができないんだろう
って。これ、航空業界に勤めている人でさえも間違っている人、いるんですよね。
例えば、
「自動チェックイン機でチケットをもらって、いざ出発」
とか。。。
いやいや、、、自動チェックイン機からはチケット(航空券)は出てこないんですけど。。。。
みたいな。チーン。
それ、ボーディングパス(搭乗券)なんですから、、、
みたいな。
さらに細かいこと言うとですね。
この時代、ほとんどの人が「Eチケット(電子航空券)」を保有して、飛行機旅行していると思います。そして、手元にあるのはその「Eチケット(電子航空券)の控え」なんですよね。「Eチケット(電子航空券)の原本」は航空会社の発券システムのサーバー内にあるので、「Eチケット(電子航空券)」を保有して、飛行機旅行している人は、
「Eチケット(電子航空券)の原本」を持ち歩くことはありませんし、できません。
あと、これ、わしの同僚たちも間違って言ってました。
「お座席番号を確認しますので、チケット(航空券)を見せていただいてもよろしいでしょうか。」
わし、何も言わずに聞いてましたが、航空会社に勤める人間として、とても恥ずかしかったんですから。
ボーディングパス(搭乗券)に座席番号は書いてあるけれど、チケット(航空券)には書いてないですからね。。。
わしは、発券課に勤めていたので、そういう一つ一つの用語をしっかりと定義しておかないと、とてもとても危険なことになるんです。
例えば、航空券の払い戻しの依頼がある時、特に「紙の航空券(チケット)」の場合、
「払い戻しの手続きの際には、航空券(チケット)をご用意くださいませ。」
と案内したりしますが、ここで搭乗券(ボーディングパス)を出されても払い戻しの手続きはできないですからね。
搭乗券って、いくらでも印刷できるので、無くしても大丈夫です。
航空券は有価証券です。これを無くしたらとても大変です。電車の切符を無くしたら、電車に乗れなくなっちゃうし、払い戻しだってできないのと同じです。
幸い、航空業界ではEチケット(電子航空券)が発行されるケースが多くなったので、旅客が航空券を持ち歩くことはなくなり、航空券を無くすということもないですよね。先ほども言った通り、Eチケット(電子航空券)は航空会社の発券システムのサーバー内に保管されていますから。
そんなこんなで、旅好きの皆さんは、