はりねずみさん

レビー小体型認知症の家族の介護をしています。日々の思いやできごとを綴っていきたいと思います。

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最近の記事

在宅生活2週間経過して

退院してからちょうど2週間。 病状は安定しつつあり、発熱することも減り、便通もまぁまぁ。 何しろ食欲旺盛。 食べられないよりはいいでしょう。 錠剤がなかなか飲み込めず粉にしてもらうことになった。 夕食後に水分に溶いて飲まなければならない薬は量が多くて飲みきれず、夕方に来てくれるヘルパーさんと半量ずつでよいことになった。 うちで過ごしてもらうことの準備は整いつつあります。 しかしやはりこれだけ手厚くサービスを使うことは料金がかなりすごいことになってしまうとわかった。。。 要介護

    • とうとう在宅介護生活が始まった

      入院生活が約80日。 この度家に戻ることができ、そして本格的な在宅介護生活が始まった。 中心静脈栄養点滴をしながら帰ってくることになっていたけれど、ここ数週間で急激に良くなり、ミキサー食なら食べられる状態になった。点滴はもうしなくていい、という。 人が出入りしやすい部屋へ新たに介護部屋を用意。 福祉用具さんに介護用ベッドを入れてもらい、「最新のエアマット」という寝てる人にしかわからない程度の傾きが起こるエアマットを導入。音も静かだそうな。 必要と思われる物品も用意し、

      • 中心静脈栄養になって〜入院中に感じる事

        随分とnoteを書いていませんでした。 なんとなく遠のいてしまっていました。 最近夜中に起こされることはありません。 おーちゃん入院しています。 もうすぐ2ヶ月になろうとしています。 それは突然やってきました。 デイから帰ってきて、夕飯を食べたくない、お腹が痛い、と。 寝るなら夜の薬を飲んでからにしよう、とラコールと薬を飲んでもらった。 横になり、お腹が痛いと言っているのでお腹をさすったり脚を揉んだりしていました。 と、突然大きく嘔吐してしまいました。 それが3度ほどあ

        • 夜の不安〜認知症高齢者と介助者と。

          かなり久しぶりのnoteになる。 介護の様子、症状の様子、いろいろ書いてしまいたいと思っていたけれど、なんとなく遠のいてしまっていた。 このところ、夜になるのがこわい。 介助者としては何度も何度も起こされ、睡眠を邪魔される。苦痛で仕方がない。 寝ていたのにわざわざ起きてきて「寝かせてください」という。 起こしに来て「もう死にたい」とわざわざ明け方に言ってくる。 一度や二度ではない。一晩のうちに5回も6回も起こされるのだ。 イライラもつのる。 だけど、ほんとは不

          特養の申し込みをしました

          ここ数日、薬が変わったせいか夜中に何度も起こされることはなく、結構ぐっすりと寝てくれているおーちゃん。 不穏になって怒り出したり、ということもあまりなく落ち着いている様子。 血圧も高めではあるけれど、破裂しちゃうんじゃないか?という心配まではないくらいで収まっている。 こんな感じでいてくれたら、デイとショートを上手く使えばうちでの生活も続けられるかな…なんてことも思う。 でもせっかく介護3になったのだからとりあえず申請だけでもしてみよう、と書類を用意して記入をした。

          特養の申し込みをしました

          要介護3の認定がおりました

          9月頭に区分変更を依頼し、上旬のうちに認定調査があったが、ようやく新しい保険証が届いた。 要介護3 …妥当なところか。 できないことが増えてきて、認知症も進み、脳動脈瘤が発見され、レビー小体型認知症と診断されました。介護の手がかかるようになってる、ということが認められた、とも言えるだろう。 これで特養の申請ができる。。。 入れるかどうかは別として。。。 特養について、様々なことを調べてみた。 でも、入所してもらうことに対して、まだ思い切れない部分があることも確か

          要介護3の認定がおりました

          レビー小体型認知症と診断される〜認知症外来を受診して

          朝の9時。院内はすでに外来患者さんで沢山だった。今日は認知症外来への初診。検査を受けることになっていた。 おーちゃん特に変わった様子はなく、いつも通り、といった感じ。 今日の流れは以下の通り。 問診〜採血〜MRI〜高次脳機能検査〜検査結果 担当してくださった先生はさすが認知症高齢者の対応に慣れていて、優しい物腰、丁寧な言葉遣い、安心できる感じの方。 まずは問診による診断。 名前、生年月日、今日の日付や季節、ここはどこか、誰と住んでいる、などを問われる。 そして、

          レビー小体型認知症と診断される〜認知症外来を受診して

          やっぱりうちがいいね

          5泊6日のショートステイ。今回は施設からの電話もなく、とりあえず無事にはすごせているのだろう…と思っていた。 お迎えに行くと、すぐに私だとわかり、安堵の声を上げた。帰りの車の中で、迎えにきてくれてありがとう。嬉しかったよ。仕事はうまくいったの?無事に済んだ?ご飯も美味しく食べられたよ。 などと、穏やかに話していた。 うちにつき、愛猫に会えたことを喜び、仏様にただいまの報告をした。 昼食を自分の席で食べた。 「やっぱりうちがいいね…」 笑顔でそうつぶやく。 そうだ

          やっぱりうちがいいね

          夜間の不穏がとまらない

          主治医のところへ行き、紹介状と処方箋をもらってきた。 来月行く認知症外来への紹介状だ。 そして最近の状態も伝える。 「…大変になってきちゃったねえ。あんなに元気だった人だったのに、わからないものだねぇ」 主治医はおーちゃんが現役バリバリで仕事をしている頃の事をよく知っている。わかってもらえてるだけでとても心強い。 ショートステイ先で使ってもらえる浣腸も処方してくれた。高血圧の薬も増えた。 ここ数日、夜中の不穏がとまらない… 自分の寝不足にイライラに、とても精神衛

          夜間の不穏がとまらない

          便秘は不穏のはじまり

          おーちゃんは便秘ぎみです。 食べない、動かないじゃお腹も動かなくて便秘になっても当然なのかもしれませんが。 酸化マグネシウムを飲んでいてもあまり効いていない様子。 でもお腹も張って痛みはあるし、出たいのに出ない。そりゃ気分悪いですよね… ちょっとしたことで声を荒げて騒ぐ。 ベッドに寝ては起きてトイレ行って出なくて…の繰り返し。ほとほとお互い疲れました。 浣腸してみる? と聞くと、やる、とのこと。 ショートステイで用意して欲しいと言われ購入していたイチジク浣腸を

          便秘は不穏のはじまり

          おげんきで!と、さようなら

          訪問介護の仕事をしていて、ご利用者さまとのお別れはあることですが、多いのは入院とか施設に入所、そして旅立たれてしまった時。 最近だと介護度が軽くなって、(無理やり?)卒業!なんてことも中にはあるようですが。 他県に住まわれるご家族の近くに新しくサービス付き高齢者住宅ができたので、そちらにお引越しをするため、終了となった方がいらっしゃいました。 その方は90歳の男性。お一人暮らしをしていました。とてもしっかりされていて、楽しい会話もでき、いつも笑顔で迎えてくれました。

          おげんきで!と、さようなら

          夜中に何度も起こされて

          前回、穏やかに過ごせることが云々なんて書いたけど、そんな日の方が少なくて、殆どの日々はそんな訳にいかない。 特につらいのが夜中。 自分が起きるたびに私を起こし、トイレ連れて行け、倒れそうだ、飲み物をくれ、飴をくれ、もう死にたい… ベッドの脇にポータブルトイレがあるのにそれは使いたくない、と。 今日はすでに6回。まだ朝まで時間がある。あと何度起こされるのか。。 私のイライラもMAXになってしまう。。穏やかに接することなんてできやしない。 眠い。。

          夜中に何度も起こされて

          ちょっとした喜びの連鎖

          仕事から帰ってくると今日のおーちゃんはベッドには寝ていませんでした。顔つきが穏やか。 お腹が空いたと言って、ここ数日の中で一番よくごはんを食べました(と言ってもかなり少量ですが)。 食後の薬もスムーズに飲めて、血圧を測ると 138/78と何とも珍しい正常値! なんせこの頃は170超えは当たり前の日々でしたから… その後就寝前にトイレ介助をしていると。「食べたり飲んだりの世話ばかりさせて申し訳ないね…。」と言うので、「それができることが一番いいことじゃない!」と言うと

          ちょっとした喜びの連鎖

          認定調査がやってきた

          おーちゃんは夜に何度も何度も起きてトイレに行きます。その度に私も起こします。 多い時は、6〜7回。少なくても2回。普通の生活が難しくなってきています。 はっきり言って私、しんどいんです。 夜中にたびたび起こされることが… フラフラです。私には日中仕事があります。 「そのような状況ではそろそろ施設も考えてもいいかもね。区分変更かけてみましょうか。」と主治医が言ってくれました。 今おーちゃんは要介護2。 有料老人ホームなら申し込むことできますが、高額な負担を考えると

          認定調査がやってきた

          手のぬくもり〜からだほぐしをとおして想うこと

          こんばんは。 今回はからだをほぐすことについて書いてみたいと思います。 筋肉を緩める、揉みほぐす からだをゆるめる、もみほぐす こころを解放する、楽になる 緊張すると身体もガチガチになることが多いですね。力を抜いて、らく〜に…と言ってもなかなか力を抜けない方っていらっしゃいます。 『体の凝りをほぐして、こころもほぐされて欲しい。』 それが私のからだほぐし(整体)への想いです。 「人の手」にふれられることって何て気持ちがいいのでしょう。 穏やかで温かな手に触れ

          手のぬくもり〜からだほぐしをとおして想うこと

          【介護の仕事(自己紹介②)】

          こんばんは。自己紹介〜その2です。 家族の介護をしていながら、自分も介護福祉士として在宅訪問介護の仕事をしています。 そもそもなぜ介護職に就くようになったかというと、祖母のことが関係しています。 祖母は97歳で天寿を全うしたのですが、ほとんど病気もせず医者嫌いで介護も必要としていませんでした。しかしそれは若い頃に大病をしていたせいで、あまり外出することもなく、穏やかに家事をしながら余生を過ごしていたようです。 私の母が若くして亡くなってしまい、祖母は小さい孫を可愛がっ

          【介護の仕事(自己紹介②)】