最後に
さてさて、4月からお休みも挟みつつまったりと連載してきたこの楽曲解説企画ですが、無事皆様のおかげで完走する事が出来ました。
頂いたリプライなど大したレスポンスも出来ずに申し訳なかったですが、しっかり原動力になっておりました。またエゴサも相変わらずモリモリやっているので、その中で頂いたお声もいつも大変励みになっております、改めてこの場で御礼申し上げます。
最後にちょっとだけネガティブな感じになってしまうかもですが、音楽を言語化するのって本当は野暮な事だよなぁと思っていて。本来であればこうやってこだわりにこだわった事は音楽の中に全て詰め込めるのがベストで、それが言葉という情報が挟まってしまう事によって、まるでシェフが自分の作った料理の説明をしに毎回わざわざテーブルまで来て講釈を垂れる、みたいなイメージがどうしても自分の中に湧いてしまうんですよね。
でも、それは作り手視点だからの話で、受け取り手視点になった時には、裏話やその時の感情などを文字で補足してもらう事によって、まるでいつもと同じ料理を食べているんだけど、生産者の顔や、厨房でのシェフの真剣な眼差しを知る事によって、なんだかその料理がもっと美味しく感じるようになる、みたいな事って絶対あると思っていて、なので、ここでは作り手視点のネガティブな自分はポイッとして、自分自身でも改めて今回の音楽を言語化してみようと、そんな目的を持ってこの連載を始めてみました。
結局何が言いたかったかというと、オクトパストラベラーというコンテンツを皆様が愛してくださり、そのコミュニテイを大事に育てようとしてくださっている気持ちをいつも頂戴しているので、音楽担当という端っこの席からではありますが、その暖かな篝火の中の一本の薪になれればと、そして、改めて感謝の気持ちをお伝え出来ればと思いこの文章を書いております、本当にありがとうございます。
ちなみに明日は、そんなオクトパストラベラーが5周年を迎えるアニバーサリーデイでもあります!
僕も生放送に出させて頂く予定ですので、是非是非、皆さんでこの祝いの時間を楽しく過ごしましょう!
それでは、短い間でしたが、お付き合い頂きましてありがとうございました。
またこの旅路のどこかでお会いしましょう!
西木康智