きぼうの唄 -Piano Solo-

Tr6-25 きぼうの唄 -Piano Solo-

きぼうの唄は元々ギルからプレゼントされた曲という設定で、そのメロディを初めてギルがピアノで弾いてくれた時のピアノソロver.がこの曲です。
そのメロディに歌詞をつける為に、アグネアは更なる旅に出る事になります。

しかし、まだこの段階では単純にアグネアのテーマをピアノソロにしただけにすぎないんですよね、きぼうの唄のメロディはここには入っていません。
そうしたのも2つ理由があって、
まずはシンプルにラストバトルでのきぼうの唄のインパクトを損ないたく無かったからで、ここでメロディを出してしまうとオチが分かってしまうというか、あ、アグネアのテーマの上に更にメロディがこれから乗るんだ、とネタバレみたいになってしまうんですよね。
しかも、この段階でまだ2章ですから、アグネアのテーマもまだ1回しか聞いてない状態なので、そうなると余計混乱を招いてしまうかなと。

そしてもう一つ、アグネアはギルからこの曲をプレゼントされ、これからの旅路の中で、この曲に相応しい歌詞を集めていく事を決意する訳ですが、それらが結実するのはやはりラストバトルの瞬間であるべきで、その時になって初めて、集めた歌詞と共に、きぼうの唄のメロディを乗せるべきではないかと思ったからです。

そういえば今更思い出したんですが、そもそもオクトパストラベラー1が終わった段階で、宮内Dと大阪のスクエニカフェにお邪魔する機会があって、その時にもし2があるとしたらどんな事やりたいみたいな話をした時に、歌を入れたいと熱望したんですよね。

しばらく経って、ぼちぼち音楽作り始めましょうという段階で、各キャラの概要を送られてきて、その中に歌をフューチャーしたアグネアのシナリオが入っていて、そういう内容にしたから、と(笑)

こうやって折角音楽を立たせてくれるシナリオを用意してもらった訳ですから、こういった細かい事ではありますが、音楽自体もシナリオの流れに沿って、ラストバトルの盛り上がりの為に、丁寧に演出を入れさせて頂きました。
こういった作業はもちろん結果を出さねばというプレッシャーのかかる瞬間ですが、作曲家冥利に尽きる時でもあります。

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