自慢の兄ちゃん
みなさんこんにちは！
SHARKSとして来シーズンに向けそれぞれの課題クリアのための秋シーズンが始まりました！
秋はレースやイベントを通しみなさんに顔を見せられることが多く、とても大切な時間にしています。
また試行錯誤を繰り返すSHARKSの顔を見守っていただけることも嬉しく思います。
さて始まってもう間も無く10日が経過する今回のクラウドファンディングですが、なんと半分近くのご支援をいただいています。支援コメントにはSHARKSをこれまで支えてくださった方々から、アブラハムの夢を応援したい！という方々までがコメントをくださり、SHARKSの仲間がどんどんつながっていくように感じ本当に心が温まります。
今回は先日から始まったアブラハムクラウドファンディングのリターンに込めた想いを記します。
SHARKSイラストリターン
今回のクラウドファンディングはリターンにもストーリーがあります。
SHARKS３人が描かれたこのイラスト、タオルとキャンパスにプリントするリターンです。
この絵を描いてくれたのは、実は僕、楠康成のお兄ちゃんです。
僕の兄ちゃんは絵の仕事をしています。結構忙しく時間もない中、僕の夢を支援するためにイラストを描いてくれました。
あまりに出るタイプではないようで、兄ちゃんの今については触れないで進むので
写真はちっさい頃の写真のみです笑
楠家の登龍門
兄ちゃんの歳は３つ上、1999年6人で発足された阿見アスリートクラブの初期メンバーの1人です。
僕は兄ちゃんが大好きで、どこに行くにも着いて行ったし、憧れの兄ちゃん。
陸上一家に生まれ高校2年生までは僕と一緒に阿見ACで練習をしていました。
楠家では父からかけられるレースへのプレッシャーを乗り越えてこそ、強くなれると教えられ、尋常じゃない圧をかけられ続けるのが普通でした。
僕はそのプレッシャーをクリアして得るリターン(ゲーム買ってもらえたとか笑）が多かったので耐えきれましたが、兄ちゃんはプレッシャーに弱く、いつも試合前は辛そうにして、直前に体調を崩してしまうことあったのを今でも覚えています。
でも、走ったら結構速かったんです。高校2年で15分20秒そこそこ。
普通にめちゃ速です。
陸上人生最初の目標は兄ちゃん。
練習のラスト1000mで勝つ日を信じてずっと頑張ったし、初めて競り勝った中２の夜、龍ヶ崎のタツノコフィールド練習は忘れられません。
初めて先着した日の練習後、「この日がいつか来ると思ってたんだよなあ。よし、もう陸上はお前に任せた。」と兄ちゃんは僕に告げ、絵の道へを進みました。
それぞれの才能
兄ちゃんはプレッシャーに弱い。その頃まではそう思っていました。
しかし絵の道に進んでからというもの、自信に満ち溢れ、美大にも現役で合格し、今では絵の世界で生計を立てています。
そして僕は、兄ちゃんはプレッシャーに弱かったんじゃない「自分が納得してから人前に出たかったんだ。」と気が付いたんです。
スポーツはスタートする時間が決まっていて、調子がいい悪いなど関係なくみんなが同時にスタートする。今この瞬間で出せる限界の力で競い合うというのがスポーツです。
一方、絵は自分の納得するまで作り込み、自分のタイミングで世に放つことで初めて実力を発揮できるもの。
自分の能力を存分に発揮できる「芸術」というフィールドを手に入れた兄は輝いていて、今まで憧れていたお兄ちゃんから、さらに大きな背中に見えるようになりました。
こうして兄ちゃんが持っている人間性、センス全てが芸術家向きだったんだと感じた時に、僕は「それぞれの人生においての選択肢を増やすこと、そして思い切って踏み出してみることの大切さ、かっこよさ」を兄ちゃんから学んだんです。
兄ちゃんからの応援
僕は小さな頃から陸上をやっていて、始めた理由もよく分からずただひたすらに走ってきました。
兄ちゃんのように自分のやりたいこと、自分を表現できる方法を見つけたい。悩んだ日もありました。
そして右往左往した末、
SHARKSというチームを作り、たくさんの人に恵まれて今やりたいことが少しずつ見えてきました。
僕に関わる人全員を笑顔にしたい。陸上を通して人に夢を与えること。
未来にバトンを渡すことを目標にしてSHARKSは活動しています。
今回のクラウドファンディングではアブラハムに関わる人たちを笑顔にすること、みんなで南スーダンの未来を作るということを想いに掲げてスタートしています。
あの時の兄ちゃんのように僕は、SHARKSのアスリートを支援するという選択肢を見つけ、思い切って踏み出しました。
兄ちゃんに託された陸上というフィールドで、僕に関わる人たちみんなで成し遂げるSHARKSのクラウドファンディングをみんなで達成したいです。
そんな僕の夢を兄ちゃんらしく絵で描いて応援してくれているんです。
そんなリターンもぜひご覧ください！
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