起業家精神のある国の代表とは?
起業家精神のある経営者と、サラリーパーソン社長の大きな違いはどこか?
それは、本質を追求することだ。
本質を起点に、あらゆる物事を考える。
衣類を作る会社であれば、消費者に安くて良いもの、感動があるものを作る、というシンプルなもの。
起業家精神があれば、その視点でびっくりするようなものを創りたいと思う。
一方のサラリーパーソン社長は、波風を立てないように顧客や従業員、株主など周りのステークホルダーとの関係性の中で最善を尽くす、というような考え方になりやすい。
理想の商品というような視点が弱い。だから、「存続」はできるが「革新」はない。
そう考えると、
総理大臣とか大統領とか、首相とか国のトップの人達にもそういう2つのタイプがあるだろう。
世界に今、国家は196カ国あるようだ。
だから196人しかいない。
その中には、起業家精神がある人と、サラリーパーソン気質の人がいる。
前者は、世界がどうあるべきか?を考えて、痛みを伴ってでも結果を追求する。後者は、他国との関係の中で生存を図る。
つまり、自分(または、その組織)が生き延びることが第一命題なのである。
起業家の場合はもっと視野が広い。自分が滅びても、社会が前進すればいいという考え方もできる。
どちらがいいともいえない。
ただ、世界規模であるべき姿を、心から納得できる形で描ける人は稀だ。良い衣服のような具体的なものではなく、かなり抽象的なものだから。