ビジネスではなくプロジェクト!お金ではなく資源!
さきほど、ビジネスの成功の鍵という記事を嫌々ながら書いた。
個人的に、「ビジネス」という言葉はあまり使いたくない。(でもそう言わないと人に伝わらない)
もう少し、本質的な言葉を使いたい。
本質とは、人間の主観にとって重要なもの、という意味で理解していただきたい。
ビジネスというのは、要はプロジェクトである。
ビジネスは、何かの課題を解決するソリューションであるとするなら、そのソリューション(=プロダクト)が価値あるものでなければいけない。
そもそも、価値があるということの(私の)定義は、具体的な課題が特定されていて、それが具体的な解決策(プロダクト)により実際に解決されること、である。
社会で価値創造することがビジネスの本質である。
ビジネスとは、その価値を作り出すためのプロジェクトなのである。
そのために、プロダクトを作ったり、制作者を集めたり、課題を抱えていそうな人(顧客)を探したりする。
では、利益を出すとは何か?つまり、お金儲けとは?
それは、資源の効率配分に対する社会からの報酬である。
価値を出すだけであれば、多少、現実をしっかり理解できて制作能力があればできる。
しかし、それをコストを抑えてやるとなると、もう一段階難易度が上がる。
いくらでもお金をかけてよければ、品質はいくらでも高められるし、顧客も集められる。
でも、それを効率的な資源配分で遂行しなければならない。
最小限の資源でできれば、その他の人や物的資源は他の用途に使うことができるから、社会にとっては良いことである。
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労働や経営に関わる場合は、価値を生み出すためのプロジェクトを行っているという視点を持とう。そして、事業の利益は効率性への報酬だと理解しよう。