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【経験談】コロナウイルスがホテル業界にもたらした影響 part4

 皆さま、いかがお過ごしでございますでしょうか。
連載投稿している、経験談を本日もシェアしていきたいと思います。
なんとも、アイタタタな状況に陥ってます。

”2度目の休業決定”

 いきなりなのですが、昨年に引き続き、2回目の休業が決定してしまいました。
2020年は4月からの1ヶ月間の休業を行ってました、そして今年については5月16日から、現在も休業中でございます。営業再開は7月21日からを予定してます。ちなみに5月の緊急事態宣言の発令がきっかけでした。
 今回ばかりは、かなり精神的にも応えております。

 予約の動きは直近化傾向(宿泊日に近くならないとお客様は予約を取らない)、年度末までの稼働率は平均で2%いっておりません。営業しておく事での経費・支出を考慮した結果であります。

 基本空室がある状況なので、わざわざ早めに予約する必要がないのです。
かつ価格競走は相変わらず激化しており、当日になってからさらに値段が下がる場合もあります。

 闇雲に値下げ合戦に加わらないようにしていたのですが、それが裏目に出たのか、競合ホテルと稼働率を比較すると引けを取る状況でもあります。

 このまま低稼動が続いた場合は、最悪閉館というシナリオも想定されます。(あくまで個人的な見解です。)

”現状を打破する、施策を”

 営業を再開するには、目の前の予約を獲得しなければなりません。
営業再開予定である、7月21日直後にオリンピックで祝日が移動された連休がすぐあります。こちらの日程での取りこぼしは無しにしたいところです。

 いくつか公開できる施策を部分的に記載させていただこうかと思います。
その結果がどうであったかはpart5でお知らせする予定です。

◆TEL受け限定プラン販売(SNS告知)
 かなり価格を抑えた電話受け限定のプランを販売。InstagramやFacebookで告知。日時、部屋数は絞って提供します。

◆サンキュープラン(1泊3,900円)
 その名の通り、ご利用の感謝を込めた廉価プラン販売。宿泊可能期間は年末までを予定。

◆500ポイント付与プラン
  ポイントメンバーズ会員制度という事を行っており、メンバーズのお客様にはポイントカードが配られております。そのポイントを宿泊分とは別に、500ポイントを贈呈。会員様のリピート利用然り、新規会員様を取り込むべく実施。

 上記3つの施策から、おおよそ15%の稼働回復を見込んでおります。
施策は他にもあります。全体の施策を行う事で、稼働率40%程になればという見込です。(地区の平均稼働率と同等。)

 ”コロナのせいで”と思考を停止させていては何も始まりません。
何もしなければ、成功もなければ失敗もないという考えのもと、やれる事は全てやる覚悟で臨んでいきたいと考えてます。

part5へ続く・・・


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