読書note33「僕は、そして僕たちはどう生きるか」梨木香歩
前回の「ほんとうのリーダーのみつけ方」から逆算で読んだ。「君たちはどう生きるか」のリスペクトか、主人公のコペル君とその友達仲間を中心に展開する物語。同調圧力に知らずに流されているかもしれない現代社会を反映しつつ、自ら考えることを忘れてはいけないと強く警告している。
「西の魔女が死んだ」などの作品で、静かでしんしんとする世界が好きだった作家であるが、こんな風にある意味、”今”に対して熱い想いを持った作家であったことを改めて知ったきがした。
「・・・泣いたら、だめだ。考え続けられなくなるから」
考えさせられる一言だった。
やあ。よかったら、ここにおいでよ。気に入ったら、ここが君の席だよ。
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