映画MINAMATA(再)
レディースデイ料金で2回目のMINAMATAを見た。
あらすじがわかっているのに、2度目も初めて見たような新鮮さがあって不思議だった。
公害をテーマにしているのに、被害者対加害者と二分された構成だけになっていない。ユージン・スミスをすごく人間的に描いているから、彼をめぐって深く入り混じった世界として、描かれている気がする。
最初のニューヨークの仕事部屋の場面がすごく好きで、部屋の隅々までいろいろと見た。撮影用のライトで暮らしているのがカッコいい。古いカメラに詳しい人にはとてもワクワクする部屋ではないだろうか?
沖縄戦を思い出す場面では戦争時の写真がたくさん出て来てこちらもドキドキとする。PTSDという言葉もなかった時代だから酒やドラッグが離せなくなったのだ。
株主総会の場面、母親が二人の娘について社長に訴える場面が印象的だ。
ユージンが殴られる場面では今回は辛くて目を閉じてしまった。
石井妙子さんの『魂を撮ろう』(以前借りて読んだけれど)ハービー山口さんの『良い写真とは?
』を購入。
朝は蹴上でKYOTOGRAPHIEの展示を見たので一日、写真漬けの日だった。疏水から閉園中の動物園にキリンが遊んでいるのが見えた。
追記…映画MINAMATAがフィクションの映画でありエンタメであることを細かく伝えている番組があった。
https://www.kkt.jp/nnn/news1000fw27yn38n17hm4b.html