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2025年共通テスト英語リスニング第2問【分析と勉強法】
1.全体の分析
第2問は、4つの絵から1つを選択するリスニング問題である。会話が2回流れるため、内容を冷静に整理しながら答えを選ぶことが可能である。この問題では、聞き取った情報をもとに絵の違いを比較し、適切な答えを選ぶ能力が問われる。質問文や選択肢は印刷されていないため、音声で読み上げられる内容を正確に聞き取り、状況設定と対応させることが重要である。
問題は以下の3つで構成されている:
問9:スマートフォンのアプリ配置に関する問題。
問10:商品のデザインや値段についての選択。
問11:移動ルートを選ぶ問題。
これらの問題は日常会話を題材にしており、視覚的情報と音声情報を統合して正しい選択をする力が必要とされる。
2.それぞれの設問の分析
問9:スマートフォンのアプリ配置
特徴: スマートフォンの画面に表示されたアプリの配置と数がポイントとなる。選択肢では配置が「上部」か「下部」に分かれており、男性と女性の会話内容に基づいて正しい画面を選ぶ。
解くために必要なスキル:
「top」や「bottom」などの位置に関する英語表現の聞き取り。
会話内容を正確に整理し、登場人物がどの画面を指しているのかを理解する力。
注意点:
男女どちらのスマートフォンについて問われているかを明確にすること。
2回流れる会話を通じて、冷静に聞き直すことで正解に近づける。
問10:商品のデザインと値段
特徴: 商品のデザイン(虹模様・太陽模様)と値段の比較が問われる。会話ではデザインを選んだ後、「どちらが安いか」という条件で絞り込む形式となっている。
解くために必要なスキル:
商品の特徴を表す英語表現(例:「rainbow design」「sunshine mark」)の理解。
「whichever is cheaper」といった比較表現を聞き取る力。
数字を含む情報を絵と照らし合わせる注意力。
注意点:
デザインの選択(太陽模様)に注意する。
値段を確認し、条件に合う選択肢を特定する。
問11:移動ルートの選択
特徴: 会話の内容を地図と照らし合わせ、移動ルートを選ぶ問題。選択肢は駅、ガソリンスタンド、食料品店(グロッサリー)の位置に基づいており、登場人物の優先事項を正確に聞き取る必要がある。
解くために必要なスキル:
地図記号と会話内容を関連付ける能力。
優先事項(例:「We have to pick up Josh at the station」「We need gas too」)を理解する力。
不要な情報(例:「What about groceries?」「No, we’re fine.」)を聞き分けるスキル。
注意点:
駅とガソリンスタンドの両方を含むルートを選ぶ。
会話を聞きながら、地図の関連箇所に目を向ける。
3.この大問で得点するために必要なスキルと勉強法
必要なスキル
リスニング力: 英語の会話を聞き取り、状況や条件を正確に把握する力が求められる。
情報整理能力: 会話内容を頭の中で整理し、視覚的な情報(選択肢)と照らし合わせて選択肢を特定する能力が必要。
英語表現の理解: 方位(top, bottom)、比較表現(cheaper)、場所や優先順位に関するフレーズを理解する力。
勉強法
日常会話の聞き取り練習:
学校のリスニング教材を活用し、日常的な英会話表現を学ぶ。
特に、位置や条件を表す表現を重点的に復習する。
スクリプトを使った学習:
リスニング教材のスクリプトを読みながら内容を復習し、速読力を鍛える。
スクリプトを音読することで、発音とリズムを体得する。
視覚情報と音声情報の連携練習:
問題形式に慣れるために、過去問や模擬問題を解き、視覚情報と音声情報を組み合わせる練習を行う。
反復練習:
音声を繰り返し聞き、1回で聞き取れなかった箇所を2回目で補う練習をする。
スクリプトを読みながらリスニングすることで、条件や重要ポイントを見抜く力を鍛える。
結論
第2問は、情報整理力と聞き取り能力を基盤とした比較的取り組みやすい問題である。この大問で確実に得点を確保するためには、日常的な英語の聞き取り練習と、視覚情報を正確に活用する訓練が必要である。
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