たった1時間の三線教室であの名曲が弾けた!?【沖縄県那覇市】
那覇にて、三線教室に参加しました。初めて触る三線に最初は少し緊張しましたが、先生の丁寧な指導と実践的な練習で、最後には沖縄の名曲「海の声」を少し弾けるように。今日はその体験を振り返りつつ、内容を確認しながらお伝えします。
三線の基本的な構え方と爪の使い方
三線は右太ももの外側に乗せ、お腹側に少し寄せて固定します。さらに右腕で軽く挟むことで安定させるのが基本。これにより、左手が自由に動かせるようになります。
「爪」と呼ばれるピックの役割をする道具を右の人差し指に装着します。爪の先端は少し出る程度に入れ、親指と中指でしっかり挟む。ここで重要なのは、爪の持ち方と角度。爪のセンターを弦に対して真上に向け、手首の動きで弾く練習を繰り返しました。
三線の弦と音階 ~工工四(くんくんしー)の基本~
三線の楽譜は「工工四(くんくんしー)」と呼ばれる独特の表記法を使います。縦書きで、1弦から3弦を順に表します。例えば:
• 「アイ」:1弦を押さえずに弾く
• 「オツ」:1弦のシールが貼られた位置を人差し指で押さえる
• 「ロー」:1弦のさらに先の位置を中指で押さえる
また、弦は上から「1弦」「2弦」「3弦」と呼びます。1弦はメロディを奏でる主役、2弦と3弦は伴奏やリズムを補助する役割です。
実際に音を出してみる
最初に取り組んだのは、1弦だけを使った「アイ・オツ・ロー」の練習でした。それぞれの音を確実に出すために、指先の肉でしっかり押さえるのがポイント。先生のリズムに合わせ、「せーの」と声を出しながら弦を弾くことで、楽しく基礎を身につけました。
次に2弦と3弦にも挑戦。「4(し)」「尺(しゃく)」といった位置を押さえ、順番に弾いていきます。この時、親指や中指の力加減で音が変わるため、繊細な指使いが求められました。
曲練習「海の声」
基礎練習の後は、実際に曲「海の声」に挑戦。先生が指定した音の順番に沿って「7、6、コウ」という並びを何度も練習しました。特に難しかったのは、メロディを崩さず、リズムに乗せて弾くこと。途中、先生が手本を見せてくれることで理解が深まり、何とか冒頭部分を弾けるようになりました。
今回の学習ノート
今回の教室で気づいたのは、三線の奥深さと楽しさです。特に以下の点が印象的でした:
1. 構え方や爪の使い方が音色を大きく左右する
2. 工工四は独特だけど覚えやすい
• 五線譜と異なり、初心者でも直感的に理解しやすい表記法。
3. 練習次第で「弾ける楽しさ」を味わえる
• 最初は戸惑っていた私でも、曲の一部を演奏する達成感を味わえました。
1. 三線の基本構え方
• 三線を右太ももに置き、右腕で挟む方法は一般的なスタイルです。
2. 爪の使い方
• 爪を人差し指に装着し、親指と中指で挟む方法は正しい基本です。
3. 工工四の表記法
• 工工四は1弦から3弦を示し、漢字やひらがなで音の位置を表記します。これは沖縄独自の楽譜システムです。
三線は初心者でも楽しめる沖縄の伝統楽器です。工工四を使う独特な方法が親しみやすく、初めてでも「音を出す喜び」を感じられます。今回の教室で学んだことを活かし、次は「海の声」を最後まで演奏できるよう練習を重ねていきたいと思います。
ぜひ皆さんも三線の世界に触れてみてはいかがでしょうか。