未来を変えよう!
ご無沙汰しておりました。自公政権の過半数割れ、政局不安定化で、日本の経済政策の揺れや一層のバラマキなどが心配されますが…
閑話休題。これまで、過去のビジネス体験談を書き留めておく記事が殆どでしたので、今回はこれからチャレンジするプロジェクトについて話したいと思います。その為には少しそこに至る経緯も振り返りますが、もし良ければお付き合いください。
他人のふんどし?!
今の会社に移籍した15年前、私を受け入れてくれた役員から、シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)にLP(Limited Partner)出資していること、そのVCからの紹介を中心に先端商材の発掘に取り組む社員2名が現地駐在していること、そして、その管轄も私の職務と仰せつかりました。
移籍後まもなく会社の合併もあり、新会社の方針としてグローバルビジネスの規模を大きく伸ばすというミッションの下、注力したのはクロスボーダーでのM&Aによるグローバルなサービス事業への参入・拡大でした。が、折に触れてシリコンバレーにも通い、VCのキャピタリストや駐在員らから色々と学ばせてもらっておりました。
この活動は15年間進化し続け、今では多くのスタートアップ製品・サービスを当社で担がせてもらっています。日本でのシステム導入やITサービス提供における差別化商材、武器となって、業績にも大いに貢献し、社内でも非常に感謝されるに至りました。
新たなアイデアを出せ?
前述のとおり、シリコンバレーの先端商材を新領域参入や既存ビジネスのラインナップ拡大に有効に活用していた部門が増えていった一方で、自社製品にコダワリを持ち、一所懸命に開発・提供してきた部門からは「他人のふんどしで相撲取っても…」と揶揄する声や自社DNAの否定という懸念の声も聞こえてきました。
そこで、いつか自社のアイデア、ノウハウや人材をシリコンバレーのエコシステムにポトリと落として、グローバルな土俵で自社発スタートアップ事業を生み出したい。ゆくゆく、そのビジネス・商材を日本で担ぐというような事が出来ないか、との「夢物語」を現場の駐在員たちともコロナ禍以前から温めていました。
2021年夏、ついに機が熟し、当時 私の上司となった役員から将来に向けて、例えばオープンイノベーションで会社文化を変えるようなプロジェクトを提案できないか、とのご下問、お達しが。現地駐在も経験していた先端商材ソーシングのキャッチャー部隊のリーダーであるスーパー社員 I君と「夢」を実現しよう、と相談。彼を中心に長年のパートナーであるVCの代表キャピタリストらにこちらの構想を持ちかけ、協議の末に実現の枠組みが翌年できあがりました。そして、2022年秋から事業や技術アイデアを持つ自社の社員をシリコンバレーに送り込み、起業チャレンジが始まりました。※このプロジェクトの詳しい話はまた後日?
第二章?
その後、私は役職定年となり、自社発スタートアップ創生プロジェクトの専任アドバイザーを務めてきたのですが、この2年以上に亘りスタートアップコミュニティとネットワークを深めるほどに、ムズムズしてきました。
そんな折、LinkedIn経由で或る著名VCのパートナーの方から「大学・研究機関発のディープテック・シードによる起業チャレンジに伴走し、ゆくゆくCxOとして、スタートアップの一員になるプログラムに参加する気はないか?」との打診が来て。目の前の霧が晴れた感じで、二つ返事で参加することに。今、ワクワクが止まりません。
この続きは、プログラムが走り始めたら、追々に。色々と秘匿性が高い情報も出てくると思われ、有料記事で続けられたら… 乞うご期待?