サイコミュ、オールレンジ攻撃を現代ITとして実現させる
私、やーすはAmazonプライムで機動戦士ガンダムテレビ版を見始めたばかりのごくにわか、というかガンダム入門兵であることを先に断っておきます
さてガンダムには難解な言葉、概念が多く登場しますが、ニュータイプと共に現れたこの「サイコミュ」という概念も同様。サイコミュとは何か。ニュータイプの意思をよく伝える伝達システムとか言われるのですが、これはそのアウトプットである「オールレンジ攻撃」の存在によってニュータイプという概念よりはわかりやすい、というか明確な答えがある
通常、私らが自分の体以外のものを操作しようと思ったら、基本的にはボタンと結果が1対1なわけです。例えばハンドルを操作すると車が旋回する、ブレーキを踏むと車が止まる、クラクションを押すと音が鳴る。車は人間の四肢を使ってもせいぜい同時にできるのは4つのことですね。
ところがオールレンジ攻撃は5本以上のアウトプット対象を同時に動かせるというわけです。その仕組み、現代風に言うならニュータイプ用インターフェイスがサイコミュということになる。
この概念はしかしながら人間の生産効率を大きく向上させる可能性がある発想なので、SFと割り切らずにいつまでも大事に持っておきたいものです。例えばオールレンジ攻撃は、いくつかのプリセットを切り替えることで擬似的に実践は可能ですね。私たちはそのことをシミュレーションゲームなどでも知っている。
例えばFF13のオプティマというバトルシステムがありましたが、あれなんかはまさに一種のオールレンジ攻撃を可能にしたサイコミュシステムと言えます。操作一つで決められた行動を仲間がそれぞれに行う。あの体験はそれまでのロープレにはなかったことだと思います。
現代ではAIの存在と組み合わせてもサイコミュのようなことが可能になるでしょう。ここまで解釈を発展させると、それは昔から組織を動かす手段としてあったことになります。ガンダム でも「第一戦闘配置につけ」とブライトがよく言う。これも広義のオールレンジ攻撃の擬似的なものですね。
サイコミュ的なことをオールドタイプでも行う知恵として、事前に準備しておくという結論を先人はしていたということですが、現代ではさらに発展してリアルタイムでサイコミュシステムを実践してみせるというのは大事な試行だと思います。
人間が思いつくことは全て実現させられる、と唱える学者もいるそうですが、サイコミュも空想と片付けるにはあまりに勿体ないアイデアと思います。僕の身近なことでも何か応用できる気がする。
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