あの日のこと
6月12日天皇杯筑波戦。
自分自身出場機会が少なかった中での、スタメンで出場する機会を得た。何としてもチームとしても個人としても結果が欲しくて挑んだ一戦。
この試合をきっかけに、リーグ戦でも出場機会を増やす、そのことしか頭になかった。その前の、ルヴァンカップC大阪戦でも勝利に貢献出来ていたし自信があった。
いつも準備をしていることを、自分のできることをやるだけだと頭でも整理できていたので、試合が楽しみだった。
試合開始。
立ち上がりからお互い激しくプレーし、絶対に負けないって感じだったと思う。正直、今振り返ってもあまり思い出せない。
チームとしてあまりうまくいってなかったと思うし、まずゴールを決めることでチームを落ち着かせたいと思っていた。
そして、この試合先制点は大事だと思ったことははっきりと覚えている。
チャンスらしいチャンスもない中で迎えたコーナーキック。1本目は、自分がシュートを任せられているトリックプレー。ヘディングが得意な選手も多い中で、囮として自分が打つ意味はわかってた。皆が動き始めて、その動きを見て動き出す。大悟から落としてもらったボールを迷わずに振り切った。
その瞬間、息をするのを忘れるくらい痛くて、ボールの行方もわからない。チームメイトが「ナイスゴール」って駆け寄って来てくれるのと、ゴールのアナウンスが聞こえて状況はわかった。(点は決まったんやなって)
そこからは、ただただ悔しい気持ちしかなかった。立ちたいけど、右足に力は入らへんし少し動くとめちゃくちゃズーンと響くし、正直に無理って大悟か一輝に伝えたな。こんなに悔しいゴールは初めてだった。
今回はこの辺で、続きはまた今度にしようかな。
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