幸せは自分で決める
怪我をしてちょうど1ヶ月が経った7月12日、クラブハウスに行ってリハビリができることになった。それまで自宅待機だったから、めっちゃ楽しみでみんなにも久しぶりに会えるってワクワクしてたな。なんなら久しぶりすぎて、忘れられてんちゃうかなって緊張しながら寝た記憶ある。
リハビリ開始当日。みんな温かく迎えてくれたし、またこうやってクラブハウスにこれたことが嬉しかった。久しぶりのミーティングに参加したとき、黒田監督からみんなに一言って指名されて
「みんなの活躍を見て俺も負けへんように頑張ろうと思ってた。あとは、みんな歩けるだけで幸せやからサッカーを思いっきり楽しんでほしい。」ってその時思ってたことを、素直に言った。
それから毎日のように「サッカーできて幸せなんやから楽しんで」ってこうきくんに言ってた。自分も外に出たいし、日焼けもしたいし、歩きたいし、サッカーしたい。なんで自分だけクラブハウスの中で毎日リハビリしてんねんやろって何回もみんなのことが羨ましく思ってた。
8月になって、怪我の回復を自分で予測するのをやめたときくらいかな、妻が買ってた1冊の本読んだら自分に当てはまりすぎることが書かれてた。
『幸せになりたいか、なりたくないか』
これを決めるのはいつも自分やってことが書かれてた。あのときみんなに言ったことは、歩けるから幸せで、怪我して歩けへん自分は幸せじゃないってこと。サッカーできるから幸せで、サッカーできひん自分は幸せじゃないって勝手に思ってた。そんなこと全くないのに。この間まで、幸せじゃない前提で生活してた。
それでは、楽しいことが起こるわけない。自分が幸せやと思ったら、全ての事がポジティブに見えてくる。
結局は、自分のマインド次第で幸せにも不幸せにもなれる。
ポジティブな自分の心に従って、たくさんのことを経験して、そこから学んで、より成長していきたい。