今を生きる
試合終わってからの1週間はめちゃくちゃ長かった。ほんまに1ヶ月くらい経ったんちゃうかって毎日思ってた。少し動かすだけでぐらぐら感じて激痛で何も出来ずに寝てることしかできひん毎日は、相当きつかった。
判断が難しい骨折だったから3つの病院で診てもらった。
最後に行った病院でドクターに「今年は無理だから来年のスタートに間に合うようにやりましょう」って言われた言葉は、受け止めれへんかった。
そんなわけない、絶対今年中に復帰したるって、なんなら3ヶ月で復帰したるって勝手に目標決めて毎日できることを全てやろうって決めた。
そこからの1ヶ月は、毎週病院の受診があった。
行くたびにギブスが、
6/25 太ももまであったものがひざ下に
7/5 ひざ下にあったものが上下で外せるギブスに
7/11 ギプスが着脱できる装具に
なっていった。
自分の気持ちと同じように固定が軽くなっていったから、「あと1ヶ月で歩けるようになる」という目標を自分の中で立ててた。変わらず外に出ることもできずに同じような毎日やったけど、思った通りの良い経過だからモチベーションは高まってた。できることを毎日やった。
でも、ここからが一番きつかった。
2週間に1回の病院で毎回同じ診断(骨はよくなってるけど、できることを増やせない)をされる。
自分の中では、痛みがすごく落ち着いてて少しはできることが増えて欲しいって思ってたけど、今も同じ負荷のことしか許可されてない。「この動きは?」とか、「ここは動かしていい?」って聞いても、全部ダメ。
感覚としては良くなってるのに、できることを増やしてもらえないことが受け入れられず、もがいて、心の部分がめっちゃきつかった。
サッカーができるときは、ベンチやメンバー外で思った通りにならんくても、自分の納得いくまでトレーニングして準備して自分の気持ちも身体もコントロールできてた。
でも、骨のことは自分でいくら願ってできることをやっても思い通りにはなってくれへん。
8/9の病院で、願うだけ無駄やなって、プツって線が切れたように感じた。燃え尽きた。
毎日これだけできることやって、次のリハビリの段階に行けへんのやったら『そんなに頑張らんでいいやん』って思った。そう思えてからは毎日気が楽になった。
淡々と自分のできることをこなして、すべてのことに対して、願望を持たずに過ごせた。
今できることをやろうと思って考えた結果、noteを書く発想になった。
自分の勝手な願望がかなわんかったことに抵抗してストレスを感じてて、毎日少しずつは良くはなってるのにそこに目を向けずに、どうなるかわからんこれからのことを考えて焦って、怪我したあの瞬間のことを悔やんで、今を生きてなかった。
闘ってたのは、自分の願望や予想とやった。
今できることを楽しもうって思ってからは、ご飯を作ってみたり、映画を見たり、愛犬といつも以上に一緒に過ごしたりして普段できないことをしてる。
だから1日がめっちゃ早くなったし楽しい。
みんなもそれぞれの状況で辛いなって感じてても、変えられないことにエネルギーを使うのはもったいない。
俺も時間が経てば治るし、また大好きなサッカーができる。
変えられないことにストレス感じたり悩んだりするんやったら、今にエネルギーの全てを使って思いっきり楽しもうぜって話。
っていうことで今日は新潟戦。思いっきり応援しよう!!!
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