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日出町にある酒所といえば
大分むぎ焼酎 二階堂。おなじみの焼酎である。
むぎ100%。関西のコンビニにも置いてある。
日出駅ほど近くに二階堂酒造は位置している。
醸造所に近づくと、香ばしい麦の香りが漂う。
1670年頃、日出町で生まれた麻地酒。
甘酒を壺に入れ附近の麻畑に埋めて置いた
ところが味が全く一変して清酒となった。
「大分むぎ焼酎二階堂」は此れを受け継ぐ。
二階堂酒造は、天然醸造ゆえに腐敗しやすい
「麻地酒」を改良するために醸造酒から蒸留酒
へ切り替え焼酎の製造を開始。麦が健康食品
として注目され、麦だけの焼酎の開発に専念。
そして昭和48年、原料に総て「むぎ」を使用の
むぎ100%の本格焼酎第一号が発売された。
(※二階堂酒造HPより抜粋参照)
また、二階堂酒造のCMはとても魅力的である。
九州の風景を、印象的な言葉と映像で描き出す。
2021年「夢の奥へ」篇
あの日の自分も、
うつろう未来も、
ここで出会える。
見覚えのある
まなざしが、
心を覗き込んでいるようだ。
夢よりも不思議な時間が眠っている。
(※二階堂酒造HPより参照)
二階堂酒造に隣には、二階堂美術館がある。
雅の継承という企画展が開催されていた。
展示されている大和絵が描き出す幻想的な
風景や、柔らかな色合いによる繊細な表現。
その美意識は、二階堂酒造のものづくりや、
CMづくりにつながっているのではと思う。
ホームページに美術館の紹介がされている。
二階堂酒造の六代目・二階堂暹(あきら)氏
により、日本画を中心とした美術館構想が
なされ、平成6年、コレクションを一般に
公開することで、日本文化の伝統に対する
理解を深め、学術及び文化の発展に寄与する
ことを目的とし、二階堂美術館は設立された。
横山大観や川合玉堂、上村松園、郷土出身作家
でもある福田平八郎など、近代から現代にいたる
日本画の作品を幅広く鑑賞できる、全国的にも
数少ない日本画専門の美術館である。床の間を
飾る掛軸を中心とした1000点を超える収蔵品を、
企画展や特別展を通して適時紹介がされている。
(※二階堂美術館HPより抜粋参照)
こうばしい麦の香りと、かぐわしい日本絵画。
青く広がる空の下、今日一日への期待が高まる。
先程、薬局で調達した強力な湿布を足首に貼り、
今日も、もう一度、カテリーナの森へ向かおう。