魅力的な宿があふれる場所で
ゆふいんの山並みを望む。もう一度、山手へ向かって
自転車をこぎ出す。ゆふいんには憧れの温泉宿がある。
金鱗湖の畔の茅葺きの門のその奥に。形となった音楽
を展示する美術館のその先にも。それらは歴史を作り、
語り継いでいく。そして、また新たな宿がうまれ、時間
を刻み始める。ゆふいんは魅力的な宿であふれている。
亀の井別荘。その茅葺きの門の奥に流れる静かな時間
木立に包まれた山荘無量塔。Tan's barから始めよう
2022年にオープンした隈研吾氏の設計の界 由布院
そこでは素材に語りかけられるように出迎えられる
この宿の主役は、美しい棚田のランドスケープ
隈研吾氏の自然に溶け込み、自然を感じる建築
熊本地震による休業を経て、生まれ変わったわらび野
CLEAのWEBでの魅力的な旅の風景。憧れの宿だ
そしてフロントの奥には、さまざま離れが建ち並ぶ
二本の葦束には素敵な風景が広がっている
憧れの場所、ゆふいん。おぼろげにその風景を思い描い
ていた。ゆふいん駅を降り、小さな自転車で町を巡り、
宿の風景を楽しむ。ゆふいんの歴史を知る宿もあれば、
これからその歴史の一部となる宿もある。それらは、
ゆふいんの風景を形づくっている。ゆふいんの風景を
ほんの通りすぎただけの旅ではあるが、魅力的な宿の
一面を垣間見ることができた。いつの日か、ゆっくりと
宿を味わいにこよう。その時はどの宿に泊まろうか。