ごまとブドウの香りに引き寄せられて
うきはへの道のりは意外に遠い。途中、日本酒の酒蔵の
風景を楽しむ。日頃程よくお酒の余韻を味わっている。
お酒が生み出される所には、豊かな自然があり、文化が
ある。旅をすれば、その風景にも出会うことができる。
二人の彼女は今も棚に並んでいる。甲乙つけがたい
コンプリートの言葉につられそうに。ひとまず冷静に
「紅乙女」を生み出したのは、田主丸に300年続く蔵元
「若竹屋酒造場」の十二代目林田博行氏のもとへ嫁いだ
林田春野。その赤い薔薇のイラストには、4人の子を
育てた優しく芯の強い母の心が含まれているという。
焼酎とワインの風景を楽しむ。豊かな自然が心地よい。
ワインは風景だけを楽しもう。きりがなくなりそうだ。
そろそろペースをあげていこう。目指す場所はうきは。
山苞の道をゆく。その先にうきはの風景が待っている。