新潟から山形そして秋田へ
初めての東北への旅。新潟より北には初めて訪れる。
子どもたちは小学三年と幼稚園の年長で、体を動かし
遊ぶのが楽しい時。毎年、何度かレンタカーで旅行を
していたので、旅することには慣れている。二日目は
旅館を後に北へと向かう。まずは山形の加茂水族館へ。
最初の目的地は、山形県が世界に誇る加茂水族館だ。
2014年、白い流線型のシルエットの新館がオープン。
別名クラゲドリーム館という名で、展示されるクラゲ
の種類が世界一。ギネス世界記録になっているという。
クラネタリウムも楽しい水族館。
次に訪れたのは土門拳記念館。1983年に開館した建物
は谷口吉生氏の設計によるものである。この建物は、
一人の作家をテーマにした世界でも珍しい写真美術館
として、土門拳氏の郷里の山形県酒田市に開館した。
写真美術館は鳥取県の植田正治写真美術館もよい所。
土門拳氏は酒田市名誉市民の一人目となり、後に氏の
作品約13万5千点が酒田市に寄贈されることになる。
静けさを持つこの建物は、土門拳氏の作品の聖地だ。
土門拳氏の写真作品とゆっくりと向き合える場所。
でも今回は、子どもたちに急かされつた早足で巡った
土門拳記念館。その頃、子どもたちと後何分と交渉して
の建物見学。訪れることができただけでよしとしよう。
次には、1998年開館のフェライト子ども科学館へ。
子どもも大人も楽しめる施設で、館内の展示も興味
深く建物の構成もおもしろい。フェライトは酸化鉄
を主成分とするセラミックスの総称で、U字型磁石
やマグネットにフェライト磁石が使用されている。
ここには、世界最初のフェライトの工業化および
TDK株式会社を創立した齋藤憲三氏、山崎貞一氏
を紹介する展示スペースなども設けられている。
遊びながら科学を学べる楽しい施設だ。
土門拳記念館では、子どもたちに後何分と急かされた
けど、水族館や科学館と子どもたちも楽しんだ様子。
また子どもたちは旅館やホテルに泊まるのが大好き
で、次はどんなところに泊まるかを楽しみにしている。
宿の夕食での刺し身の舟盛りには目を丸くしていた。
楽しい旅は続く。でも一番楽しんでいるのは私と思う。