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白とオレンジと淡い緑の教会へ

西田平を出発して平戸島をひた走る

海岸沿いから山中へ。起伏に富んだ島の地形を感じよう


西田平から始まった平戸を巡る旅。まず田平天主堂を
訪れた後、平戸島を海岸に沿って南へと向かう。海と
砂浜が広がる風景を過ぎ、山道を進む。起伏に富んだ
島の地形を感じつつ、旅の序盤をのんびりと楽しもう。

山道を越え、坂と階段を上り高台の上へ
文化的景観が残る平戸島。小高い丘の上からは
離れ小島が点在する風景
ようやく二つ目の教会にたどり着いた
正面からのアングルがとても素敵な宝亀教会
バラ窓のステンドグラスや重なるアーチ状のデザイン
外壁に建つ彫像はナザレのヨゼフと
イエスを抱いたマリア像
白とオレンジと淡い緑が特徴的な建物だ

1898年(明治31)に建立された宝亀教会。主構造は
木造で正面だけ煉瓦造。屋根は単層切妻の瓦葺、両側
にテラスを持つものは県内でも他に例がないという。

漆喰と煉瓦造と板張りの組み合わせがおもしろい
教会ではめずらしいテラス。重なるアーチのデザインが楽しい
はめ込まれたステンドグラスのかわいらしいデザイン
いろいろと遊び心のあるデザインだ
ラチス天井などのコロニアル様式の雰囲気をもつテラスに

有田で出会った旧田代家西洋館を思い出す

同じ建物とは思えない裏側の外観
反対側も同様にテラスとなっている
ぐるりとまわり入り口のアーチをくぐり
色とりどりの窓が印象的な内部空間へ
側面のアーチのステンドグラスも楽しいデザイン
アーチ状に積まれたレンガにも見とれつつ
楽しげなデザインのあふれる宝亀教会を後にしよう

やわらかな色合いと光に満ちた心地よい内部空間

丘の上に建つ宝亀教会。そのオレンジと白と緑の配色
がとてもかわいらしい。正面の壁面は、煉瓦色の塗装
に白い漆喰のアーチの形がちりばめられた楽しげな
デザイン。所々の細やかなディテールにも目が止まる。

教会内部には柔らかな色合いの空間が広がっていた。
リブ•ヴォールトの天井の優しげな色に光は反射し、
堂内は光で包まれる。ステンドグラスは色とりどりに
空間を演出する。あたたかな空間に包まれるひととき。

また宝亀教会は平戸における最古の教会建築である
という。とても大切に使い続けられ、愛されている
ことが伝わってくる。とてもよい建物に出会えた。
さあ、次なる目的地へ向け、自転車の旅を続けよう。

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