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下醍醐の奥に広がる伽藍エリアへ

醍醐寺の三法院を楽しんだ後は、下醍醐の奥へ

青く茂る桜並木を進むと、その先に仁王門と呼ばれる
西大門が見えてくる。その奥に広がる伽藍に国宝指定
された二つの建物。その日は霊宝館は貸し切りで、見学
はできなかったけど、下醍醐の伽藍エリアを楽しんで。


両側には桜並木。4月にはこの風景が様変わる。その緑の先に
仁王門と呼ばれる西大門。門の下に立つのは
木造の金剛力士立像。右手に立つのが阿形
左手には吽形で、大仏師の勢増・仁増によるもの
仁王門の先に続く緑のトンネル
1605年に建立の仁王門。400年以上の時の流れを感じつつ
上部から降り注ぐ光と輝く緑
仁王門を見上げる。中層の欄干を支える複雑な形の斗栱
門をくぐり緑のトンネルの下の参道を進み
参道沿いに建つ建物をたどりながら
清瀧宮 拝殿は上醍醐から下醍醐に分身も
対面には本殿。欄間にはハートの形も
拝殿の先に大きくそびえる五重塔は
951年に完成した京都府下で最も古い木造建築物
さらに複雑な斗栱の形。高さ38mで、屋根の上の相輪は約13m
角度を変えればさらなる迫力
1000年以上も前に造られた驚くべき木造建築

ドローンの映像によっていろいろな角度で

また参道に戻り、振り返りつつ奥へと進むと
日月門をくぐり、さらにその先へと進む
参道に落ちる木漏れ日の中
立派な鐘楼を通り過ぎ
その先には弁天池。その向こうに弁天堂
池に沿って進む。右手にはお休み処の寿庵
朱塗りの欄干の輪橋の先の
朱塗りの弁天堂も見上げつつ
さらにその奥へ。そこには空気の質が変わる無量寿苑
弁天池にかかる朱色の輪橋を見返しつつ
水面と緑と静けさと
木漏れ日は光と影をつくり
せせらぎに緑は潤い
一人の贅沢な空間と時間を楽しんで
青々とした紅葉や苔の風景の中
木漏れ日落ちる風景の先には
せせらぎを生み出す小さな滝
しんとした雰囲気を体全体で感じつつ
また弁天池の方へと戻り
池の向こうにみえる観音堂へ
ここには阿弥陀如来、大日如来が安置される
観音堂を後にして、また緑に満ちた境内を進み
五重の塔がみえる場所まで戻ってきた
こちらは不動堂。不動明王像の前の護摩道場では様々な祈願を
その隣に建つのが国宝に指定されている金堂で
創建は926年も、二度の焼失により1600年に再建された
薬師三尊像をまつる金堂。美しい瓦屋根と空
見返せば醍醐の山と五重塔
しっかりと境内を歩き楽しんで、もときた参道へと戻り
もう一度、仁王門へと向かい
その朱色の門の向こうに広がる風景
門をくぐる度にその時間と空間を感じつつ
三法院の唐門の前を通る。存在感のある下乗の石碑
そして境内の石畳をたどり駐輪場へ
JR山科駅から南へくだり勧修寺から隨心院、
そして醍醐寺へ。今回は寺院をたどる旅に


文化財とアートとの出会い。またアートイベントや

桜の季節の醍醐寺にもまたいつか

こちらの動画で醍醐寺のことがよくわかる

初めて訪れた醍醐寺。広大な境内に建つ建物をたどり
ながら、初夏の生き生きとした緑につつまれた寺院の
風景を楽しんだ。また醍醐寺は、平安時代から花の醍醐
と呼ばれる桜の名所といい、豊臣秀吉が花見のために、
近畿一円から取り寄せたという700本の桜。境内では、
枝垂れ桜、染井吉野、山桜、八重桜などが、順に咲き
誇るという。いつかの京都の旅で桜の風景も楽しもう。


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