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佐賀にある世界遺産を感じよう

佐賀に広がる風景を感じながらの自転車の旅は続く。
大きな空の下、次の目的地である三重津海軍所跡まで
やってきた。ここは佐賀にある世界遺産で、明治日本の
産業革命遺産の構成資産の一つである。九州に数多く
残る歴史を刻む遺産の数々に、旅の途中で立ち寄ろう。

北九州への旅でも、その構成資産を訪れた


堤防沿いの先に目的地が見えてきた
ここは世界遺産 明治日本の産業革命遺産の構成資産の一つの
三重津海軍所跡。佐賀にある世界遺産だ

明治日本の産業革命遺産のリストがわかりやすい

かつて海軍所があった場所。今ではのその遺構は土の中に
ピンクの花は昼咲月見草。花と風景も楽しみながら
海軍所跡に立つ。今から165年前、ここに海軍所が設けられた
海軍所跡の遺構を説明する案内をたどり
当時の様子を思い浮かべてみる
気持ちのよい空。水たまりに映る雲も美しい
地中に埋められた遺構の様子。想像力をかきたてる
空に浮かぶ雲と白詰草とアーチを描く橋
風に揺られ光に輝くチガヤの穂
三重津海軍所跡には気持ちのよい風景が広がっている
階段を上って、建物の方へ
2021年にリニューアルオープンした三重津海軍所跡の歴史館
海の上、波間に浮かぶ船のようなイメージの建物
この外壁は海を表現しているのだろうと思いつつ
建物のピクトを楽しむ。船と海と地下の遺構のイメージかな
反対側へと出てみる。こちらがメインの入り口
佐野常民にちなんだ佐野記念公園に歴史館はある
佐野常民は佐賀の7賢人の一人

佐賀藩は幕末の近代化のトップランナーでもある

さあリニューアルされた展示も楽しもう
佐賀藩の発展を担った10代藩主の鍋島直正公
この川の河口から堤防沿いを走ってここまできた
3つのエリアで構成された海軍所跡地
吹き抜けのホールのシアター設備には
海軍所の当時の様子がリアルに映し出される
ここは有明海の干満差を利用したドライドックという施設
その遺構が実物大で再現されている
遺構を未来に引き継ぐために、それらは土の中にある
佐賀藩で推し進められた様式船への取り組み
蒸気機関研究のために 蒸気船の雛形も作られた
この電流丸は佐賀藩がオランダから購入した蒸気軍艦
そして国産初の実用蒸気船を建造するに至った
この凌風丸は佐賀藩の様式船への取り組みのたまものだ
近代化を推し進めた佐賀藩保有の様式船の数々
焼き物の展示も興味深い。舩と海の字は海軍の役方の頭文字
灘越蝶紋は将軍家へ献上の皿の文様であったという
佐賀藩では鍋島直正公に始まり
近代化を支えた人達がいる。佐野常民もその一人

佐野常民は、蒸気機関の研究、開発や、凌風丸の建造
でも中心的な役割を担い、佐賀藩の近代化を支えた人。
西南戦争では、負傷者を救護する組織の必要性を感じ博愛社を創立、のちの日本赤十字社の初代社長となる。

2階は佐野常民展示室となっている
偉人から見ても偉人であるのがよくわかる
黒い船の胴体のようなスペースも映像コーナー
3階は展望室。テラスにでれば
海軍所跡地の風景を一望できる
最後に近くのお土産屋にも立ち寄った

三重津海軍所の創設の経緯がよくわかる

そしていつもの夢・クルーズ。歴史館を楽しもう。

旅すれば、思いもよらない風景と出会うこともできる。
晴れの日や雨の日、その日により風景の印象は変わる。
またその場所も年月、季節、時間によって、感じ方は
変わっていく。広がる空に浮かぶ雲と、佐賀に残された
世界遺産の風景。どこまでも続く空の向うに、歴史的な
遺産が刻む時を感じ思いをはせる。そして先人の偉業
に心を動かされる。風景や歴史を楽しむ旅を続けよう。

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