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室堂ターミナルの周りに広がる高原へ

乗り物は、旅の楽しみを増幅させて

立山駅から乗り物を乗り継いで黒部ダムを訪れた。
次はそこから引き返す道のりを楽しみながら進む。
トロリーバス降りれば室堂ターミナル。そこは高原
バスとの乗り継ぎポイントで、ターミナルはホテル
とつながっている。その名はホテル立山。宿泊もした
かったがスケジュールを考慮して、またいつの日か。


室堂高原に生息している野鳥は

ニホンライチョウで富山県のシンボルにも

遠くに眺めた立山連峰に包まれながら
すがすがしい空の下、室堂高原の散策に
まずは案内図でルートを確認しながら
通路に沿って室堂高原の緑の中へ
室堂ターミナルが接続するホテル立山を振り返りつつ
心地よい日差しを浴びながら
ミクリガ池をぐるりとまわるルートを歩く
高山の緑には松の一種である
ハイマツ。ライチョウの巣作りの場にも
高原に咲く花は風景を華やかに
山並みが映り込む池の周りを視点を変えながら
周囲を見渡せば、池のほとりにはミクリガ池温泉の建物
池の水面に近づくほどに風景は奥行きを持つ
池の周りを上ったり下りたり。子どもたちの姿はずっと先へ
高低差が生み出す迫力のある風景を楽しみつつ
立山連峰がみせる険しい表情は
山が氷河に削られた痕跡でもある
通路はまだまだ奥にも続いていくけれど
体力的にもこの辺りまでにして
空から池へ、山並みから植物への青と緑のグラデーション
向こうに見える雷鳥荘は自然に抱かれるように
水面に映る山並みは風景に広がりを与え
緑が広がる高原の散策路。子どもに置いていかれないように
どこまでも続くかのような立山連峰の元
緑の中に点在する山小屋もたどりつつ
空にはいつのまにか一条の飛行機雲
見渡す限りの緑の絨毯が彩る高原の短い夏
山並みを覆う白い雲は緑に影を落とし
背の高い樹木のない高原の広がりのある風景を
たたずむ山小屋は夏のひとときに輝いて
荒々しく続く山並みを見渡しながら
すっと先へと伸びる高原の散策路の周囲の
足元に広がる圧倒的な緑には
高山植物がささやかに咲く
その花はとても小さくて
でも岩の隙間からもたくましく
雄大な自然を背景にひそやかに
夏の高原の風景を彩って
散策路をぐるりとまわり室堂ターミナルへ
テラスではイベントも。ぽすくまは誰に思いを届けるのだろう
その建物は1975年に建てられて
日本最高所にあるというホテルは風雪に耐えつつ今にいたる

褪せた外壁にも、ホテル立山の美しさを感じながら

次は見下ろす先のバスに乗って高原を後にして
その建物は山の稜線を意識するように
高原の風景になじんでいる

緑の眩しい夏の立山に訪れて

そして室堂がみせる様々な表情も

ターミナルを出て高原へ一歩を踏み出す。お盆の時期
で夏の真っ盛りだが、乾いた風が涼しく、心地よい。
太陽は高原の緑を鮮やかに照らしている。起伏に富む
地形を子供たちはどんどん進み、その姿を追いかける
ように進む。かつての旅とは大違いで、小さかった子供
たちの姿と重ねつつ、私なりに高原の風景を楽しんで。

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